長野・都市大塩尻高野球部で下級生をベルトで叩く暴力が発覚
長野県の野球強豪校、東京都市大塩尻高校の硬式野球部で、2年生部員が1年生を裸にしてベルトで叩くという凄惨な暴力事案が発生していたことが判明した。学校側は当初「悪ふざけ」との認識を示していたが、被害生徒の負傷状況などから最終的に「暴力」と認定。現在は日本高校野球連盟への報告など、事態の収拾に当たっている。
【検証報告】相次ぐ高校野球界の不祥事――2026年初頭の動向
鍵をかけた密室での「制裁」
暴行が起きたのは2月19日の夜。親元を離れ部員たちが共同生活を送る学生寮で、加害側の2年生2人は、1年生4人を自室に呼び出した上、部屋に鍵をかけて逃げ場をなくしたという。
1年生は上半身を裸にされた状態で四つんばいを強要され、2年生からベルトで複数回叩かれるなどの暴行を受けた。被害生徒の一人は背中に青あざが残るなど、一歩間違えば大怪我につながりかねない凄惨な状況であった。
「悪ふざけ」から「暴力」へ
学校側は2月から3月にかけて寄せられた外部情報などから事態を把握。今月21日に開かれた保護者向け説明会では、当初、部員同士の仲が良かったことを強調し「いじめではなく、悪ふざけの延長だった」との釈明を行っていた。
しかし、被害にあった1年生が、内心は嫌だったと苦痛を訴えていることや、身体的な負傷という客観的事実を重視。最終的には教育機関としてこれを明確に暴力であると認定した。阪本勝利校長や野球部監督らは管理責任を含め、加害生徒への指導と再発防止を約束している。
問われる強豪校の自浄能力
東京都市大塩尻高校は、過去に夏の甲子園出場を果たすなど県内屈指の実力校として知られている。松村正寿教頭は「生徒間での謝罪は済んでいる」とし、現在は日本高校野球連盟(高野連)へ報告し、その判断を待っている段階だ。
SNS上では「これはふざけではない、犯罪だ」「問題の部は最低でも3年間は部停にすべき」「寮生活を無くせばどうか?」「謝った側はそれでスッキリするだけ」「野球部って大なり小なりこういうのが起きる」「ベルトを持って叩いた上級生、そんな趣味があるの?」など様々な意見が上がっている。
今後の高野連による判断と学校側の自浄能力が問われている。
記事/おかだみゆき
編集/まるスポ編集部
