昨年まで2年連続開幕投手の戸郷が二軍スタートとなった(写真はイメージ)
巨人のエースに何が起きているのか――。戸郷翔征が、まさかの“開幕二軍”という現実に直面した。
松坂大輔も味わった屈辱。エースの「開幕二軍」は復活への序章か、それとも…
開幕直前のオープン戦最終戦。本拠地での楽天戦で2番手としてマウンドに上がった戸郷は、わずか1回で3安打2死球、4失点を喫した。
制球は定まらず、球威も本来の姿とは程遠かった。オープン戦は3試合9イニングを投げるも9失点、防御率は9.00。首脳陣が開幕ローテーションどころか、一軍メンバーから外すには、十分すぎる内容だった。
試合後、自らの立場をこう言い切った。
「本当にルーキーと同じぐらいの立ち位置」
前回のWBCでは優勝に貢献し、昨年まで2年連続開幕投手を務めた右腕の口から出た言葉とは思えない発言。それでも、現状を踏まえての自己認識だった。
これまで戸郷は、フォーム修正と向き合い続けてきた。だがその試行錯誤が、逆に投球の再現性を崩し、結果として制球や球威の低下につながっていると球界OBから指摘される声もある。
阿部慎之助監督も「何かきっかけをつかんでほしい」と語るように、14年ぶりの日本一を目指す巨人にとって、本来は開幕から復活してもらわないと困る存在でもある。
「いい姿を見せ続けない限り、また呼ばれない」
エースという肩書きは、過去の実績では守られない。プロ野球の世界は、あくまで“今”の結果がすべてを語る。
開幕投手候補筆頭だった山﨑伊織の離脱が決まると、指揮官はルーキーの竹丸和幸に大役を託した。実績があり本来は任されるはずだった背番号20は「悔しい」と本音を吐露していた。
しかし、オープン戦の結果からは誰もが納得せざるを得なかった。エースと呼ばれた男は今季二軍から再起を図る。
記事/まるスポ編集部
