過去には2006年、WBC初代王者の立役者となった松坂大輔(西武)が、疲労と調整不足からプロ入り初の開幕二軍を経験した
実績十分のエースが二軍で開幕を迎える。これはプロ野球界において、単なる調整遅れ以上の「事件」である。過去には2006年、WBC初代王者の立役者となった松坂大輔(西武)が、疲労と調整不足からプロ入り初の開幕二軍を経験した。
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松坂 大輔 (西武) |
2006年 |
WBC初制覇の疲労と調整不足。プロ入り初の二軍スタート。 |
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斎藤 雅樹 (巨人) |
1997年 |
前年16勝もオープン戦で炎上。開幕二軍で再調整。 |
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摂津 正 (ソフトバンク) |
2017年 |
5年連続開幕投手のエースが、不調により二軍スタート。 |
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菅野 智之 (巨人) |
2021年 |
足の違和感等で調整が遅れ、開幕直後に登録抹消を経験。 |
一方で、1997年の斎藤雅樹(巨人)のように、前年16勝を挙げながらもオープン戦の乱調で二軍再調整となり、そこから長年続いた連続2桁勝利が途切れた例もある。
共通しているのは、首脳陣が「名前」ではなく「今」のボールで判断したという点だ。実績組にとって二軍落ちはプライドを粉々にされる劇薬。それが再起への執念に火をつけるのか、あるいは世代交代の波に呑まれる予兆となるのか。戸郷翔征が立たされているのは、まさにその分岐点である。
編集/まるスポ編集部
