優勝チームのアドバンテージが最大「2勝」に拡大(写真はイメージ)
日本野球機構(NPB)は19日、今シーズンからクライマックスシリーズ(CS)の制度を一部変更すると発表した。長年議論の的となっていた「リーグ優勝の価値」を再定義する、極めて大きな転換点となる。
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導入される「条件付き2勝アドバンテージ」
これまでは一律「1勝」であったファイナルステージのアドバンテージが見直され、以下のいずれかに該当した場合、優勝チームには「2勝」が付与される。
1.レギュラーシーズン勝率5割未満のチームがファイナル進出
2.優勝チームと10ゲーム差以上のチームがファイナル進出
この条件が適用された場合、ファイナルステージは従来の「4勝先取」から「5勝先取(最大7試合)」へとスケールアップする。
狙いは「日本一の権威」維持
今回の改正について、NPBの中村勝彦事務局長は意図を明確に語った。
「上位との差がより重要になってくる。リーグ優勝の重みもさらに尊重される。結果、日本一の権威を毀損(きそん)しないことにつながるのではないか」
「下剋上」というエンターテインメント性を維持しつつも、半年間、143試合を勝ち抜いた覇者の正当性をより強固に保護する狙いが透けて見える。
SNSの反応
この衝撃的なルール変更を受け、SNS上では野球ファンによる賛否両論が飛び交っている。
賛成派:正当性を評価
「10ゲーム差をひっくり返されるのはさすがに理不尽だった。2勝差は妥当なハンデ」
「5割を切るチームが日本一になる可能性を排除する、健全な改革だと思う」
「これでシーズン終盤まで、少しでもゲーム差を縮める意味が出てくる。消化試合が減るはず」
反対派:興行面を危惧
「2勝アドバンテージは実質的に終戦。CSのハラハラ感が削がれてしまう」
「最大7試合は長すぎる。日本シリーズに向けて投手の肩が壊れないか心配だ」
「短期決戦の怖さがCSの醍醐味だった。強すぎる優勝チームへの過保護ではないか」
「日程・運用」への抜本的改革を求める声
「一番改善すべきは日程。 シーズン終了からCS、日本シリーズまでの日程間隔が長すぎる」
「優勝チームがシーズン終了からファイナルステージで戦うまで2週間も空く。これは不利」
リーグ優勝の「重み」を優先した今回の決断。この新ルールが今シーズンのペナントレース終盤、そしてポストシーズンの戦い方にどのような化学反応を起こすのか。
記事/まるスポ編集部
