――これからも大仁田さんがいる限り、今後も電流爆破を残り、FMWを名乗る団体は出てきそうですね。ここで最後の質問をさせていただきます。マンモス選手にとって、FMWとは何ですか?

マンモス:FMWは…自分のプロレスのすべてですね。青春であって、自分のすべてなんです。今はFREEDOMSのマンモス佐々木ですが、今も”FMW魂”は忘れていません。

――素晴らしいです!そんなマンモス選手がいる限り、FMW魂は不滅ですね!今回の企画にご協力していただき、また長時間の取材にも快く応じてくださり本当にありがとうございました!

マンモス:ありがとうございました!

FMW崩壊後に紆余曲折を経て、現在マンモスはプロレスリングFREEDOMS所属レスラーとして活躍中である。彼は自身のテーマ曲に、新生FMW時代に誕生した「FMWのテーマ」を使用している。そこには「昔から見ていただいているファンの方々がこの曲を会場で聞いて、少しでも当時のFMWを思い出してほしい。それが志半ばで亡くなっていった先輩達の無念を晴らすことに繋がれば…」という彼の強い思いとFMW愛がある。
確かに大仁田厚がいる限り、FMWは死なないのかもしれない。だが、FWMの歴史を彩ったのは大仁田だけではない。多くの選手やスタッフ、そしてFMWを応援するファンがいたからこそ、FMWは伝説のインディー団体と成り得たのだ。
もしFMWが崩壊してなければマンモスはFMW最強モンスターとして君臨し、頂点を極め、プロレス界全体にも轟くレスラーになっていたのかもしれない。だが時代がそれを許さなかった。
それでも2000年以降から2002年の崩壊まで、マンモスのポテンシャルと圧倒的爆発力には大いなる期待を抱かせていたという記憶を共有している人達がいることも忘れてはいけない。
 不滅のFMW魂を持つ男・マンモス佐々木がリングで闘い続ける限りは、FMWは生き続けているのかもしれない。あの頃の郷愁と共に…。

(「俺達のFMW マンモス佐々木編」完結)

<インフォメーション>
マンモス佐々木選手が所属するプロレスリングFREEDOMSの日程等、詳細はプロレスリングFREEDOMS Webサイトをご覧ください

マンモス佐々木 Twitter
プロレスリングFREEDOMS Twitter
写真提供/プロレスリングFREEDOMS

取材・文/ジャスト日本
ジャスト日本 Twitter

【ジャスト日本】 プロレスやエンタメを中心にさまざまなジャンルの記事を執筆。2019年からなんば紅鶴にて「プロレストーキング・ブルース」を開催するほか、ブログやnoteなどで情報発信を続ける。著書に『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.1』『俺達が愛するプロレスラー劇場Vol.2』『インディペンデント・ブルース』

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