楽天・辰己は国内FA権を行使した(画像はイメージ)
【写真】今オフは8人がFA宣言し現在3選手が新天地へ
東浜巨(ソフトバンク:国内FA)
ホークスにドラフト1位で入団以降、鷹一筋のベテランが新天地を模索する。今季は7試合登板に終わり、初めてリリーフにも本格的に挑戦。
17年には最多勝に輝いた経験もある右腕は来季14年目、36歳を迎えるがここから新たな挑戦を図る。
石井一成(日本ハム:国内FA)
今季二塁手として108試合に出場し、前年の68試合から大きく伸ばした。
前年は行使せず残留したが、「他球団の評価を聞いてみたい」と行使。西武が獲得に名乗りを挙げている。
松本剛(日本ハム→巨人:国内FA)
22年に.347で首位打者を獲得した好打者。しかし以降は打率を下げ、今季は66試合で.188に終わった。
万波や水谷などが着実に力をつけたこともあり、自身も出場機会を求め宣言。少年時代に東京ドームに通ったという憧れの球団からオファーを受け、巨人への移籍が決まった。
辰己涼介(楽天:国内FA)
昨年最多安打のタイトルを獲得し、守備では外野手として刺殺数のNPB記録を保持する名手。
ポスティングでのメジャー挑戦を直訴したが容認は得られず、国内FA宣言でまずは残留も視野に入れながら新天地の可能性も模索する。
則本昂大(楽天:海外FA)
13年にルーキーながら開幕投手を務めるなど15勝をマーク。この年24連勝を記録した田中将大らとともに牽引し、球団創設初の日本一に大きく貢献した。
以降、侍ジャパンでも常連選手となり先発として投げていたが、昨季は抑えに転向しリリーフ一年目にしてセーブ王に輝く。今季もリリーフとして54試合に登板した右腕はメジャーを第一希望として海外FA権を行使した。
伊藤光(DeNA→楽天:海外FA)
オリックスで正捕手として務め、14年にはあと一歩でリーグ優勝まで導く活躍を見せた。以降は三塁挑戦などあったが、18年途中にトレードでDeNAへ。オリックスでは黄金期に被らなかったが、昨季日本一の一員となった。
チームには愛着もあったが、山本祐大や松尾汐恩など捕手の層も厚くなっていることからFA宣言。今オフ契約一号として、楽天への移籍が決まった。
桑原将志(DeNA→西武:海外FA)
「横浜ベイスターズ」として最後のドラフトである11年に指名され、DeNA元年”からベイスターズ一筋でプレー。17年そして昨年の日本シリーズに出場し、昨年は26年ぶりの日本シリーズ制覇に貢献。シリーズMVPにも輝いた。
通算1053安打を誇るハマのリードオフマンは、今季FA市場で動向がとりわけ注目されていたが、西武への移籍が決定した。
松葉貴大(中日:海外FA)
ドラフト1位でオリックスに入団し、19年途中にトレードで中日に移籍。
中日では「本拠地かつ5イニング限定」で起用されたことなどから、“松葉課長”として愛される。今季は開幕から先発ローテーション入りし、自身初となる規定投球回数をクリア。7勝11敗で防御率2・72の成績をマークした。
FA宣言後は中日からも慰留を受け、ショッピングセンターでファンからも“残留要請”があったことなどもあり、残留を決めた。
今オフは2球場で外野フェンスを前に移す改修工事を実施 外野テラス席導入が4球場となり、来季は本塁打増の期待が高まる
