EVILのSCORPION DEATHLOCKが裕二郎を捕らえた
20日、新日本プロレス・後楽園ホール大会にて『WORLD TAG LEAGUE 2025(WTL)』が開幕。Aブロック公式戦にて、EVIL&ドン・ファレと高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズが対戦した。前日の“HOUSE OF TORTURE(H.O.T)”主役の大会「粛清マッチ」で両者KO後、和解を見せたEVILと裕二郎だが、一夜明けての同門タッグ対決は、やはりH.O.Tらしい混沌の展開となった。
H.O.T暴走止まらず…ウルフアロン乱入で空気一変!EVILを払い腰で制圧
NEVER無差別級王者のEVILはファレと共にディック東郷を帯同して入場。ゴング前、裕二郎がEVILに「昨日の続き、やるか?」と挑発すると、場内は「裕二郎」コールに包まれた。

試合は立ち上がり、裕二郎が顔面かきむしりやチョークでペースを握り、続けてオーエンズもEVILに反則攻撃を重ねる。だが東郷が場外から足を引っ張ると空気が一変。スイッチしたファレも、オーエンズを豪快なショルダータックルでなぎ倒す。
場外ではEVILが「西」の看板に裕二郎の顔を何度も叩きつけ、ファレもオーエンズをフェンスに投げつけるなど、同門とは思えない荒々しさを見せる。

中盤、再びEVILと裕二郎の対峙すると、裕二郎が手にかみつく反則攻撃。さらにリバースDDTからフィッシャーマンズバスターを狙う。しかし今度はEVILが手に噛みついて切り返し、再び乱戦に突入する。
裕二郎がレフェリーを盾にして視界を奪うと、金丸義信が突如乱入。「ちゃんとやれよ!」と言いつつ、なぜかウィスキー瓶を東郷に手渡す。すると東郷、裕二郎、ファレ、オーエンズが次々とウィスキーを一口。最後にEVILも飲むと、突然オーエンズへウィスキーミストを噴射。

さらにファレが裕二郎へ背後から急所蹴り。裕二郎が体勢を崩すと、誤爆する形でオーエンズが裕二郎にDDT。最後はEVILが裕二郎をSCORPION DEATHLOCKで捕獲。無念のギブアップとなった。
試合後、EVIL達は裕二郎とオーエンズに謝罪のポーズを取ると、最後は全員ハンドサインで和解した。H.O.Tの同門対決は、やはり反則と裏切りが入り混じる一戦となった。
>>>試合後、バックステージ
