東京女子プロレスが10月4日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで「TJPW Autumn Victory in SHINAGAWA」を開催した。新世代によるシングルトーナメント「ねくじぇねトーナメント’25」が開幕し、高見汐珠、キラ・サマーが白星で発進した。
10.6後楽園、ねくじぇねトーナメントに向けて昨年覇者の上原わかなが好発進!
同トーナメントは2023年からスタートし、同年は上原わかなが、昨年は風城ハルが優勝。その後、上原は先の9・20大田区でプリンセスタッグ王座(パートナーは上福ゆき)を奪取。風城は今夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」でベスト8まで進出するなど着実に飛躍を遂げてきた。
今年は七瀬千花、高見、キラ、小夏れんの4選手がエントリーし、「ダブルイリミネーション方式」で実施される。通常のトーナメントは「1敗=敗退」だが、この方式では「2敗した時点で敗退」となるルール。最終戦は10・26両国KFCホールで、優勝者には同団体が管理するタイトル(プリンセス・オブ・プリンセス王座、プリンセスタッグ王座、インターナショナル・プリンセス王座)のいずれかへの挑戦権が与えられる。
この日、まずは第1試合で高見と小夏が対戦。小夏はエルボー、ドロップキック連発で果敢に攻めていったが、高見が振り子式ドロップキックからコアラクラッチでギブアップを奪った。
第2試合ではキラと七瀬が激突。七瀬は串刺し式ドロップキック、エルボードロップで追い込むも、キラがレッグドロップ。さらにキラがラリアットを叩き込めば、七瀬はエルボーで返す。エルボーの打ち合いから、キラがバックドロップ、ハザード・ハングオーバーをズバリと決めて3カウントを奪取した。
この結果、10・12新宿FACEでの組み合わせは高見vsキラ(勝者同士)、七瀬vs小夏(敗者同士)となった。
勝利した高見は「正直勝ててホッとしています。小夏さんはまだ4ヵ月なのに堂々としてて落ち着いてて凄いなって…。でも、今日は汐珠が勝ちました。トーナメント優勝した暁には、『ねくじぇね』じゃなくて、『なう・じぇね』になってみせます!」、キラは「千花は強かった。次、汐珠ちゃんとはシングルでやったことないけど、強いじゃない。けど、速い。絶対勝ちます!」と次戦に意欲を見せた。
【大会名】TJPW Autumn Victory in SHINAGAWA
【日時】2025年10月4日
【会場】東京・品川プリンスホテル内クラブeX
【観衆】307人(超満員)
▼第1試合 ねくじぇねトーナメント’25 時間無制限1本勝負
○高見汐珠 vs 小夏れん●
7分25秒 コアラクラッチ
▼第2試合 ねくじぇねトーナメント’25 時間無制限1本勝負
○キラ・サマー vs 七瀬千花●
7分56秒 体固め
※ハザード・ハングオーバー
▼第3試合 15分1本勝負
○辰巳リカ vs らく●
7分51秒 片エビ固め
※ミサイルヒップ
▼第4試合 20分1本勝負
遠藤有栖&鈴芽&●桐生真弥 vs 山下実優○&ハイパーミサヲ&鳥喰かや
12分11秒 変形コブラクラッチ
※真弥が第1770代アイアンマンヘビーメタル級王座防衛に失敗、山下が第1771代王者となる。
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●山下実優 vs 桐生真弥○<挑戦者>
12時38分 横入り式エビ固め
※山下が防衛に失敗、真弥が第1772代王者に返り咲く。
▼第5試合 20分1本勝負
まなせゆうな&○凍雅 vs 荒井優希&芦田美歩●
10分29秒 片エビ固め
※ロックボトム
▼セミファイナル 20分1本勝負
○上福ゆき&上原わかな vs 瑞希&原宿ぽむ●
9分28秒 片エビ固め
※フェイマサー
▼メインイベント 20分1本勝負
渡辺未詩&●鈴木志乃 vs 愛野ユキ○&風城ハル
17分3秒 片エビ固め
※ヴィーナスDDT
記事/まるスポ編集部
写真提供/東京女子プロレス
