
DDTプロレスが9月23日、大阪・なんばスカイオ・コンベンションホールで「ドラマチックEXPO 2025」を開催した。28日の後楽園ホール大会で、“プロレス王”鈴木みのるの保持するDDT UNIVERSAL王座に挑む正田壮史が大先輩の彰人とのシングルマッチを制し、同王座戦に大きな弾みをつけた。

鈴木との大一番を前に、彰人戦は絶対に超えなければならない壁となったが、彰人の足関節技に苦しめられたものの、得意のキックで活路を見いだし、最後は正田のチカラKOBUムキムキで3カウントを奪った。
9・6横浜での前哨戦では鈴木に完敗を喫している正田は「前哨戦から悔しい思いをして、ここまで来て。彰人さんに勝って自信に満ちあふれてる。前回のUNIVERSAL挑戦(対MAO)の時とは心の持ちようも違う。何なら鈴木みのると“いい殺し合い”ができると思います。今までにないほど鈴木みのるが嫌いなんで、28日、後楽園では、殺し合いをしましょう」と自信のほどをかいま見せた。
また、第4試合(平田一喜&アントーニオ本多vs高尾蒼馬&須見和馬)では、須見がKO-D無差別級王者・平田をスク~ルボ~イで丸め込んで勝利。試合後、須見は同王座に挑戦表明も、平田は現在「いつでもどこでも挑戦権」の行使期間中であること、ヨシヒコとの防衛戦(9・28後楽園)が決まっていることを理由に拒否。須見が渋ると、平田は「ヨシヒコ戦、その次の今林久弥戦が終わったら挑戦を受ける」とやんわりかわして納得させた。今大会で「いつどこ」を保持する上野勇希、納谷幸男が行使しなかったため、平田は王者として9・28後楽園大会を迎えることが確定した。
挑戦を拒まれた須見は「チャンピオンに勝って、ベルトに挑戦したいって言ったんですけど、流されて……。フラストレーション溜まりまくってる。KO-D無差別級のベルトに挑戦したい思いが改めて出て来たんで、このままじゃ終わらない。必ずKO-D無差別級にたどり着くんで見ててください!」と意欲を見せた。
【大会名】ドラマチックEXPO 2025
【日時】2025年9月23日(火・祝)
【会場】大阪・なんばスカイオ・コンベンションホール
▼オープニングマッチ 30分一本勝負
○岡谷英樹 vs 葛西陽向●
7分37秒 体固め
※串刺し式クレイモア
▼第二試合 30分一本勝負
●イルシオン&MJポー vs 吉村直巳&石田有輝○
6分13秒 エビ固め
※炎掌
▼第三試合 KANONバースデー記念試合~スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
MAO&○KANON with KIMIHIRO vs クリス・ブルックス&男色ディーノ●
16分27秒 コブラツイスト
▼第四試合 30分一本勝負
●平田一喜&アントーニオ本多 vs 高尾蒼馬&須見和馬○
8分25秒 スク~ルボ~イ
▼第五試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
●彰人 vs 正田壮史○
10分4秒 エビ固め
※正田のチカラKOBUムキムキ
▼セミファイナル 秋山準デビュー33周年記念試合~スペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
秋山準&HARASHIMA&○上野勇希 vs 樋口和貞&松永智充●&佐藤大地
12分35秒 片エビ固め
※フロッグスプラッシュ
▼メインイベント KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○飯野雄貴&納谷幸男 vs To-y&高鹿佑也●<挑戦者組>
20分26秒 エビ固め
※スピア。第87代王者組が4度目の防衛に成功。
記事/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング