
DDTプロレスが9月14日、北海道・札幌サンプラザで「すみれSeptember Love 2025」を開催した。DDT EXTREME王者のTo-yが挑戦者・イルシオンを「迷惑配信者を止めろ!!ユニキャスデスマッチ!」で破り、3度目の防衛に成功。11・3両国国技館で同王座の象徴的な人物との防衛戦を熱望した。
珍ルールで因縁の王座戦!To-yが『ユニキャスデスマッチ』でイルシオンを懲らしめる!
試合形式は開始とともに各自のスマートフォンで、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」に付加されている機能「ユニバースキャス」の配信をスタート。「相手選手を配信に映しながら3カウントフォールを奪う」「相手選手を配信に映しながらギブアップを奪う」「相手選手の配信を停止させる」のいずれかを行えば勝利となる。場外カウントはなしで、反則は通常のプロレスルールに準ずる。
互いがスマートフォンを片手に持ち、レフェリーが常に配信中かどうかを確認してからカウントを数えるという奇抜な展開となったが、イルシオンがTo-yのT・O・Yをレフェリーに誤爆させた。セコンドのMJポーが介入し、2人でTo-yを攻撃。イルシオンはトドメのスワントーンボムを狙ってコーナーへ。すると、イルシオンの迷惑配信行為に憤慨していた高鹿佑也、石田有輝、正田壮史、須見和馬、佐藤大地が一斉にリングに上がり、イルシオンに向けてスマートフォンを向けた。パニック状態になったイルシオンはスワントーンボムを自爆。それでもイルシオンはイス攻撃で攻めていくが、形勢逆転したTo-yがコジマインパクトで叩き付けて3カウントを奪って勝利。
王座を死守したTo-yは「俺はたくさんの人に助けられている。俺はこうやってDジェネの仲間たちに助けられた。こうやって人は助け合って生きてる。武田鉄矢先生もそう言っていた。だからいつでも人に頼るし、頼られたら助け続ける。皆さんも頼ってほしかったらプロレス見に来てください。元気くらいあげられますよ!」とマイク。そして「俺はEXTREME王者として、両国のリングに立ちたい。このベルトともに元気を与え続ける。だから全員DDTにカモ~ン!」とアピールした。
バックステージでTo-yは「俺は両国でEXTREMEを懸けて、EXTREMEを象徴してきた人間と戦いたい。令和のEXTREMEチャンピオンをそいつにぶつけて、これからもっとEXTREMEイコールTo-yにしていくからな!」と同王座の歴史を彩ってきた選手との防衛戦を希望した。
王座奪取ならなかったイルシオンは「今日の俺は負けてねぇぞ。これは全部、『WRESTLE UNIVERSE』の策略だ。こうなったら、もう2度とユニキャスなんかやんねぇ。YouTubeでゲーム配信して呑気にカネを稼いで生活してやる!」と吐き捨てた。
記事/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング