
7月20日、新日本プロレス『G1 CLIMAX 35』札幌大会が開催。大会開始と同時に思わぬ展開が起きた。メインイベント出場予定だったゲイブ・キッドが、松葉杖をつきながら登場。リング上で自らの欠場をファンに報告した。
TAKESHITA、ゲイブをレフェリーストップで下し好発進!
「今日はG1で一番楽しみにしてた試合。新日本プロレス、日本のプロレスのリングで、イギリス人同士・チャンピオン同士として闘いたかった。だけど、昨日の試合でヒザを負傷して、今日起きて100%のパフォーマンスができないと判断した。最高の試合を届けられないなら今日の試合を休まざるを得ない。」
本来であれば、同じイギリス出身のザック・セイバーJr.とのBブロック公式戦が行われる予定だった。しかしゲイブは、前日のKONOSUKE TAKESHITAとの対戦で右膝を負傷。状態を考慮し、断腸の思いで欠場する決断を下した。
それでもゲイブは、力強く言葉を締めくくった。
「これだけ言わせてほしい。オレのG1は決して終わってはいない。歩ける状態になったら必ず戻る。俺が戻った暁には100%、200%、1000%頑張ります!ミナサンアリガトウゴザイマシタ!」
ゲイブの覚悟が伝わるスピーチに、場内からは温かい拍手が送られた。
その後、リングアナウンサーから正式にゲイブ・キッドの欠場が発表され、メインイベントはザック・セイバーJr.の不戦勝に。札幌大会2日目は全9試合で進行した。
G1の舞台で、ゲイブが再び立ち上がるその瞬間をファンは信じて待ち続けている。
記事/ミライカ