西武・佐藤龍世が中日に移籍。昨季は4番を打つも今季は一軍出場なく自身3度目のトレードに

15日、西武の佐藤龍世がトレードで移籍することが発表された。相手は一軍が対戦を終えたばかりの中日で、金銭での交換となる。

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2018年ドラフト7位で入団し、一度日本ハムへの移籍を経て23年に再び戻ってきたが、これで3度目の移籍となった。

特に昨季は最下位に低迷していた中で主軸を張り、8月下旬からは4番を打つなど自己最多の93試合に出場。打率.244・7本塁打・34打点の成績をマークしていた。

しかし、レギュラー定着を図る今季は大失態を犯していた。

日本ハムとのオープン戦を終え札幌から静岡へと空路で移動する際に、佐藤の姿はなかった。その理由が寝坊であり、さらにチーム宿舎と別のホテルで女性と一夜を過ごした後のことだったとも一部で報じられている。

佐藤はすぐに三軍へと降格し、開幕後もファームでの調整を続けていた。

ただ、イースタン・リーグではその実力を見せており、移籍が発表されるこの日の時点で打率はリーグトップ。首位と2.5ゲーム差の3位と安定した戦いをしている一軍からの召集に備えていた。

一方、迎え入れる中日は主力打者が相次ぐ故障や不振の影響もあり、チーム打率・得点が共にリーグ5位。打撃陣の強化が急務だった。

正三塁手として期待された石川昂弥が4番で開幕スタメンを果たすも不振から13試合で外れ、ファームでの調整を余儀なくされた。

一軍復帰後も兆しは見えず、15日の西武戦(ベルーナ)でも3打数無安打、打率も.132にとどまっている。

また、主にボスラーと三塁を守っていた高橋周平が11日の楽天戦(楽天モバイル)で走者と交錯、左肘関節の脱臼となり長期離脱が避けられない見通しとなった。

細川成也も右太もも裏のコンディション不良で離脱中だが、二軍で実践復帰を果たしており、佐藤はまず打線の起爆剤になることが期待される。

記事/まるスポ編集部

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