急遽、南海キャンディーズの山里亮太とYouTube撮影していた棚橋が駆けつけ6人タッグマッチがスタート

これに両チームは、かつて両団体に軋轢を生んだ棚橋の「横一列」発言や、『#大家帝国興行』の試合後に、当時ヤングライオンだった小松洋平(現YOH)を「スターにする」と宣言したことについて、意見を交わし合う展開に。

ついには、お笑い芸人・南海キャンディーズの山里亮太と共に、棚橋本人が急遽登場。試合はササダンゴ&彰人&アントーニオ本多 vs 矢野&棚橋&YOHの6人タッグマッチへと派生していく。

「誰もこんな展開予想できないよね。」私はそう感じながら熱いものが込み上げてくるのを感じた。

6人タッグでは、YOHがササダンゴにフィニッシュを狙うも、棚橋が空気を読まずに強制スイッチ。そしてハイフライフローでササダンゴから3カウントを奪ってしまい、YOHはスターになれずに終わる。

『マッスル』総合演出家の鶴見亜門、現在は『世界プロレスリング連合』の専務理事

お膳立てしていたササダンゴは「もうDDTと新日本は絶交で~す!」と絶叫。そこに現れたのは、『マッスル』総合演出家の鶴見亜門。

現在、『世界プロレスリング連合』の専務理事を務める鶴見は、「プロレス団体同士のどうでもいいあらゆる抗争こそが業界を縮小させる原因となる」と良く分からないことを言い放つと、”プロレス平和維持軍”として髙木三四郎&HARASHIMA&MAO&石川修司&大鷲透&大家健を登場させ、棚橋&ササダンゴ&矢野&本多&YOH&彰人と大乱戦が勃発。

終盤、先ほど空気を読み損ねた棚橋が再び“おいしいところ”を狙うが、今回はYOHが冷静に対応。DDT創始者・髙木三四郎を蒼魔刀からのドラゴンスープレックスで仕留め、10年越しの借りを返した。

試合後、棚橋がマイクを握り、「棚橋弘至は10年かけて大人になりました。これから新日本プロレスとDDT、もっと力を合わせていってもいいんじゃないでしょうか。」と語ると、続けてYOHが、「キャリア13年目にして少しスターになれた気がします。そして俺がプロレス界にいい風…」と締めくくろうとしたが、そこで“終わらせない”のがこの日のプロレスだった。

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