
24日、代々木第二体育館でマリーゴールド1周年記念大会「Shine Forever2025」が開催され、岩谷麻優がビクトリア弓月を下し、第3代スーパーフライ級王者の座を手にした。
4月27日にスターダムを退団した岩谷は、5月1日にマリーゴールドへ入団。その際、「マリーゴールドの全てのタイトルを獲得したい」と意気込んでいた。それに待ったをかけたのが弓月だった。
「麻優さんを一生憧れていたらダメだ。このタイミングで“岩谷麻優”という存在や憧れを超えていきたい」――弓月はそう語り、王座防衛に向けて闘志を燃やした。
試合は激しい攻防の連続だった。序盤からエルボーの連打で攻め込み、弓月はフットスタンプで岩谷の動きを封じる。さらに場外の岩谷にダイビングクロスボディを決め、リング上ではティヘラからのドロップキックで畳みかける。
岩谷も反撃を試み、投げっぱなしジャーマンを炸裂させたが、弓月はバックドロップで応戦。さらにシングルレッグ式ドロップキックやミサイルキックで岩谷を吹っ飛ばし、ムーンサルトプレスでフィニッシュを狙うもカウント2。
最後は、岩谷のムーンサルト・プレスが見事に決まり、新スーパーフライ級王者・岩谷麻優が誕生した。
岩谷「代々木のみなさん、こんばんはー!第3代、スーパーフライのチャンピオンになりました!弓月、デビューまだ1年半でしょ?あり得ないよ。すごいよ!この1年、弓月は成長してたんだと思う。でも、1年半でここまでってまじですごいよ。ほんとにすごい。今日試合して、闘うのもいいなって思ったけど、麻優は弓月とこれからタッグとして一緒にやっていきたいって思った。これからも、麻優のこと、好きでいてよ。憧れていてよ。憧れてもらえるような存在にまだまだなるから、一緒になって、いこう」と新たな絆を示した。
弓月は「麻優さん、私が憧れた麻優さんは本当に本当に強くて、やっぱり、麻優さんの壁、高すぎました。でも、麻優さんが言ってくださったように、私も、麻優さんの横で、学んでいきたいです。もっともっと学びたいこと、たくさんあります。だから、麻優さんの横で、麻優さんの側で、これからも私の憧れとして、側で学ばせてください」と語り、岩谷とのタッグ結成に前向き。
熱戦を経て、新王者となった岩谷麻優。彼女の新たな挑戦と、弓月との関係はマリーゴールドの未来に新たな展開をもたらすことだろう。
記事/まるスポ編集部