【DDT】KING OF DDT、KANONが勝俣瞬馬を破り1回戦突破!「愛で満たされたKANONには勝てないんだよ」

試合後、S.L.C.にちなんでハートを送り合うKANON(右)と勝俣(左)

5月6日、後楽園ホールにてDDT最強を決めるトーナメント「KING OF DDT 2025 1ST ROUND」が開幕。全16名の選手が参戦し、5月25日の後楽園で行われる優勝決定戦に向けて火花を散らした。第3試合KANON vs 勝俣瞬馬。

KANONは2月にヒールユニット「DAMNATION T.A」を追放され、窮地に陥ったところをMAOが救い、「STRANGE LOVE CONNECTION(ストレンジ・ラブ・コネクション/S.L.C.)」を結成。約3年間フリー参戦を続けたが、5月1日から正式にDDT所属となった。

一方の勝俣は「The37KAMIINA」として活動。元メンバーのMAOとは “しゅんまお” として2023年にKO-Dタッグ王座を獲得し、阿吽の呼吸から成す連携プレーはファンの支持も厚かった。会見では「MAOと活動しているKANONにすごく嫉妬している」と語り、ライバル心を燃やす。

KANONのコブラツイストは勝俣を逃さない

試合序盤、勝俣とアイドルユニット「NωA Jr.」を組んでいる夢虹・須見の賑やかな声援にKANONは集中できず、勝俣は夢虹と須見をKANONにぶつける連携プレーで試合を優位に進める。

KANONはコブラツイストで勝俣を絞め上げる。勝俣はハイキックで迎え撃つも、KANONの鋭いラリアットが突き刺さる。最後はコブラツイスト2.0がリング中央でがっちりと決まり、勝俣はタップアウト。試合終了となった。

試合後、勝俣は「KANONはきっといろんなことを悩んでDDTに来て、DAMNATIONに入ったり、S.L.C.に入ったり、葛藤していると思います。でも、今あいつがやっていることは正しいと思うし、自信を持ってDDTのリングでKING OF DDTの優勝を目指してください。俺らには、プロレスには、愛しかないんだ」と胸にハートマークを掲げ、KANONにエールを送った。

KANONは2回戦の納谷戦にも自信

一方、KANONは「“しゅんまお”でやってきたことには、すごくリスペクトがある。だから、俺たちは“しゅんまお”でできなかったことではなく、“しゅんまお”とは違ったことをやり続ける」と、MAOの新たなパートナーとしての覚悟を見せた。

2回戦に向けて「俺は納谷幸男キラーだぞ。シングルで負けたことがないからな。S.L.C.の愛で満たされたKANONには勝てないんだよ。必ずKO-Dのトップへ駆け上がります」と勝利を誓った。

勝俣&MAOから、KANON&MAOへ。時代を変えようとするKANONの強い意志を感じたKING OF DDTトーナメント1回戦。愛の力を手にしたKANONは、頂点に辿り着けるか。

<インフォメーション>
5月10日(土)は新宿FACEで「KING OF DDT 2025 2nd ROUND」が開催。KANON選手は納谷幸男選手と対戦します。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。

記事/藤本桃子

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