阪神戦で負傷の巨人・岡本和真は靭帯損傷だった。前半戦復帰は絶望で、松井秀喜さんも「代わりがいない選手」と心配も

再検査の結果、前半戦での復帰が絶望的になった巨人の岡本(画像はイメージ)

6日の阪神戦で負傷した巨人の岡本和真。当初の報道以上に重症であることが分かった。

試合中に都内の病院で受けた検査結果は「左肘の筋損傷」で全治1ヶ月程度とのことだったが、再検査の結果下された診断は「左肘靱帯損傷」。

全治は3ヶ月ほどと見られており、前半戦での復帰は絶望的になった。

離脱前までは打率.308・8本塁打・25打点と、いずれもリーグ5位以内。首位を走る巨人不動の4番として牽引していただけに痛すぎる離脱となった。

翌日Gタウンスタジアムを訪れた松井秀喜さんは、偶然会ったという岡本と言葉を交わし、その後「代わりがいない選手なので心配ですよね」とコメントした。

阿部慎之助監督も試合前のミーティングで、

「本人も痛いしチームも痛いんだけど、ここはみんなで一丸になるチャンスだと思ってさ。そうやって思ってみんなでやっていこうよ。本人が一番つらいだろうし、いろんなもの背負ってやってくれてたと思うんで」

などと心境を慮りながらナインを鼓舞した。

代わりに緊急昇格したのがファームで調整を重ねていた坂本勇人。早速スタメン出場し、タイムリー二塁打を放ってお立ち台にも立った。

「和真の代わりにはなれないですけど、なんとかね、チーム全員でカバーしながら帰ってくるまで頑張ります」

7日の阪神戦には勝利し、東京ドームで同カード6試合目にして今季初勝利を挙げたが、数々のコメントを聞くと主砲の離脱による影響が浮き彫りになった。

なおこの試合では、岡本と交錯した中野拓夢が高梨雄平から死球を受けてしまう。

23年には近本光司に死球を当て右肋骨を骨折させてしまったこともあり、虎党からは怒号が飛んだ。

現在18勝14敗1分と同率で首位に並ぶ東西の名門チーム。GWに行われた伝統の一戦は、波乱の3連戦となった。

記事/まるスポ編集部

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