
奈七永の入場。「パッション!」と叫び、超満員の観客を煽る。続いて岩谷の入場。大歓声の中、一人ひとりを見渡すようにリングへ向かい、その目には涙が浮かんでいた。
試合序盤は奈七永の勢いが岩谷を圧倒。岩谷も必死に対抗するが、奈七永の力技に苦戦。観客席上段での場外乱闘では、奈七永が容赦なく岩谷を階段から突き落とし、団体初の“階段落ち”が発生。
しかし、ここで岩谷にスイッチが入る。リング中央で両者が向かい合い、迫力の張り手合戦。岩谷はミサイルキック、フロッグスプラッシュで反撃に転じる。

岩谷のウラカン・ラナを奈七永が受け止め逆エビ固めへ。岩谷の雪崩式フランケンシュタイナーも、奈七永に足4の字固めで返される。怒涛の攻撃に、ついに岩谷は冷蔵庫爆弾を受けるも決してギブアップの様子を見せない。
奈七永のラリアットが突き刺さるも岩谷は立ち上がる。最後、走り込む奈七永の隙をついて、岩谷が二度目のウラカン・ラナを決まり26分19秒の死闘の末、奈七永から3カウントを奪った。