
――注目度が、かなり高いカードだと思います。
竹下:注目度の高い試合って僕の中でどっちかなんですよ。「良い」か「悪い」か。注目度が高い分、「まあまあ良かった」なんて絶対にないですね。
皆さんの期待値を超えるつもりでいますけど、パートナーも含めて他の3人がどれだけの気持ちで臨んでくるのか。
稲村選手はデビューして3年、上野と清宮選手はタイトル戦も経験していますし、大きな会場でも戦っている。ただ「これまでのビッグマッチと同じ気持ちで頑張るぞ」くらいではダメだと思います。
僕はさいたまスーパーアリーナのメインに立ったし、両国のメインのリングにも立ちました。しかし今回の対抗戦は異質で、何よりもチャンスだと思います。全員とは言わないまでも、かなりの数のプロレスファンに注目される大会です。
この試合で評価がイマイチだったら出世は遅れるでしょうし、評価が上がったら頭一つ抜けることができる。長いプロレス人生の中でターニングポイントになる試合だと思いますね。
僕は4月に人生を変える気持ちで、米国プロレス団体AEWに行き3試合戦いました。6月の「CyberFight Festival 2021」も、それと同じように人生が変わる戦いだと考えています。