立ち上がりから3者連続四球と、課題の制球面が出だしから露呈された(写真はイメージ)
期待された復活の第一歩は、あまりにも厳しい結果に終わった。
DeNAの藤浪晋太郎が今季初登板初先発を果たした。横浜スタジアムで行われた11日の巨人戦で3回94球、3安打3失点、6四球。試合後には即座に二軍降格が決まり、指揮官からも苦言を呈された。
最も深刻だったのは、やはり制球だった。
初回に先頭・浦田へカウント3−1からの四球で始まると、松本・キャベッジへもいずれもフルカウントまで持ち込みながら決め球をストライクゾーンへ投げ切れず立ち上がりから3者連続四球。
ここで相川監督が初回無死満塁という異例のタイミングでマウンドへ向かう場面もあったが、ダルベックに左犠飛と大城に適時二塁打で2点を失い流れを変えることはできなかった。
味方が3点を挙げ逆転してもらった2回は無失点に抑えたものの四球を与えるシーンもあり、さらに3回は二塁打と四球からピンチを招き、笹原に同点打を浴びた。結局3回を投げ94球を要したところで降板。
死球はなかったものの、リズムを悪くする苦しいマウンドとなった。藤浪自身に勝ち負けはつかなかったものの、チームは7回に逆転を許し4-5で敗戦。
試合後、相川監督は「ストライクを取るということに苦労していた。ピッチングの前の問題かなとは思います」とコメントし、即登録抹消することも名言した。
さらに解説を務めた元DeNAの三嶋一輝氏も「フォーム的にバランスが合っていないように見えますね」と指摘しており、技術面にも課題が残る内容だった。
昨季シーズン途中に日本球界復帰に伴いDeNAに移籍。6試合に登板して1勝、防御率4.09の成績ながら3000万円増の年俸8000万円(推定)の大幅アップとなり、今季は先発ローテ入りを目指しスタートした。
しかし、開幕一軍入りを逃し前半戦は二軍生活を余儀なくされた。それでもイースタン・リーグでは10試合で防御率2.25を記録し、一軍昇格前最後となった中日戦では6回3安打無失点、2四死球という内容だった。
しかし、この試合では立ち上がりからストライクゾーンへ投げ込めず、自ら苦しい状況を作ってしまった。二軍で改善の兆しが見えたと思った制球が再び露呈された格好となった。
借金12と低迷するDeNAに起爆剤とはならず、再びファームで自分と向き合う日々が再開した。
記事/まるスポ編集部
