WORLD TAG LEAGUE初白星のゲイブ・キッドと辻陽太
24日、新日本プロレス・町田大会『WORLD TAG LEAGUE 2025』Aブロック公式戦のメインで、辻陽太&ゲイブ・キッドがEVIL&ドン・ファレを撃破。開幕黒星からの巻き返しへ、大きな1勝を挙げた。
試合は開始前から荒れ模様となった。辻&ゲイブが奇襲を仕掛け場外戦へ突入。EVILはイス攻撃を狙うも、奪い返したゲイブはEVILの背中にイスを叩き込み、さらにイスに座らせ助走を取り突進。しかしEVILがイスを投げ返す。続いてEVILはイスをゲイブの首にかけホームランを叩き込み、ゲイブをリングに戻すと、ここで開戦のゴングが鳴った。

リングではゲイブが孤立。EVILのチョーク攻撃やファレの踏みつけ攻撃、ディック東郷の介入に苦しむが、意地のブレーンバスターで流れを引き戻した。
中盤、辻はEVILにバックブリーカーからフェイスクラッシャー、さらにカーブ・ストンプと猛ラッシュ。しかし東郷がイスを投げ込みレフェリーの注意を引くと、EVIL&東郷がマジックキラーを決めカバー。だが、カウント直前でゲイブがカット。
終盤、辻&ゲイブがダブルのチョップでEVILを排除し、ファレに猛連撃。最後はジーンブラスター&ラリアットの合体技・WAR BLASTERが炸裂。これにファレは返せず、辻&ゲイブが執念の初白星をつかみ取った。

試合後、ゲイブはマイクを握り「(辻を指差し)こいつと俺は、ジョーダンとコービー、ペレとマラドーナだ。新日本プロレスと言えば、ヨータ・ツジとゲイブ・キッドなんだ!」と語り辻にマイクを渡す。
辻は、しわがれ声で「この前の後楽園の鷹木さんのパンピングボンバー食らってから、こんな声なんだよ。だから、覚悟はいいかって言いたいんだけど、今日はちょっとゲイブにお願いするわ」と再びゲイブへ締めを託した。
最後にゲイブは「まずはWTL、次はWRESTLE KINGDOM(1・4東京ドーム)、そして俺たちが新日本を世界一に戻す!シンニホン、イチバン!イジョウ!!」と力強く宣言した。
Aブロックは混戦模様。だがこの日の辻&ゲイブは、間違いなく優勝候補としてインパクトを残した。新世代タッグがどこまで突き進むのか、大きな注目が集まる。
