毘沙門、WORLD TAG LEAGUE4度目の優勝なるか！
24日、新日本プロレス・町田大会『WORLD TAG LEAGUE 2025』Aブロック公式戦で、後藤洋央紀＆YOSHI-HASHI（毘沙門）が高橋裕二郎＆チェーズ・オーエンズ（H.O.T）を下し、今シリーズ初白星を挙げた。
共に黒星スタートとなっていた両チーム。
試合は序盤、先発の後藤に背後から裕二郎が奇襲を仕掛け、オーエンズと二人がかりで痛めつける。しかしYOSHI-HASHIがカットに入ると、毘沙門はオーエンズに“ざんまい”、裕二郎に“太鼓の乱れ打ち”と一気に試合を掌握した。
試合が加速したのは中盤。YOSHI-HASHIはショルダータックルから連続攻撃で裕二郎を追い詰めるが、裕二郎は反則の噛み付きで脱出しスタンガン。さらにオーエンズが挑発気味に“太鼓の乱れ打ち”を返すなど、主導権の奪い合いが続いた。
終盤、後藤は村正からバックドロップで勝負に出るも、オーエンズはレフェリーを利用して切り抜け、さらに裕二郎がケインを手に介入。しかしここはYOSHI-HASHIが阻止。
会場から「後藤」コールが巻き起こる中、オーエンズはラストテスタメントでトドメを狙うが、YOSHI-HASHIのヘッドハンターが炸裂し完全に形勢逆転。裕二郎には隠し狭間式ラリアット、オーエンズには串刺しラリアットから激烈一閃。最後は消灯で叩きつけ、毘沙門が堂々の3カウントを奪った。
試合後、後藤は「最高の1勝だ。これが毘沙門の本来の姿だ」と手応えを語り、YOSHI-HASHIも「負けても勝っても揺らぎなく、どんな苦境も跳ね返す力がある」とコメント。
最後に後藤は「4度目の優勝…見せてやろうぜ！」とYOSHI-HASHIとハイタッチを交わし、力強く宣言した。
新日本のタッグ戦線を象徴する毘沙門が、再び優勝ロードへ踏み出した。
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