DeNAは来季主催試合ではレフトウィング席をビジター応援エリアとしない方向に(写真はイメージ)
クライマックスシリーズ(CS)で物議を醸した横浜スタジアムでのビジター応援席問題。
DeNAが2位になったことで、CSファーストステージは横浜スタジアムで行われた。3位の巨人を迎え撃って行われたが、これまでビジター応援エリアだったレフト外野エリアが全てホーム外野指定席となった。
これで“360度ベイスターズファン”となり、巨人の応援席はさらに後方のレフトウィング席の一角のみとなっていた。
DeNAの発表後は「相手があってのこと。リスペクトが無さすぎる」などと批判が殺到。ベイスターズファンからも「恥ずかしいのでやめてほしい」などと、球団公式そして南場智子オーナーのSNSにも多くの書き込みが寄せられた。
CS開催直前には来季レギュラーシーズンでの継続実施が検討されていたことも判明し、これもSNSで拡散されたことから事態はさらに大きくなる様相を見せていた。
試合当日までその模様がメディアの見出しやSNSで多く取り上げられ、解説を務めたベイスターズOBの佐々木主浩氏も「ちょっとかわいそうな気がします。放送席から巨人ファンが見えないです」と発言する一幕もあった。
日本シリーズでは、みずほPayPayドームでレフトスタンドから三塁側まで阪神ファンが埋め尽くした状況とも比較され、「ソフトバンクはリスペクトしている」などといった意見もあるなど、一部では「DeNAは来シーズン本当にやるの?」という声も寄せられていた。
ただ、ビジターチームのファンだけでなくDeNAファンも交えた多くの意見が届いた形になったのか、来季レギュラーシーズンでは採用しない方向。
「暗黒期まではビジターファンに助けられたじゃないか」「ウィング席じゃ応援の声が届きにくくなる」などと反響は止まらなかっただけに、ビジターファンもまずは一安心で来季の開幕を迎えそうだ。
編集/まるスポ編集部
