
BMXライダー、荘司ゆう選手(しょうじ ゆう)が、『第9回全日本BMXフリースタイル選手権』のフラットランド部門において準優勝を飾った。2025年10月2日から5日にかけて岡山県の烏城公園で開催された同大会は、日本一を決定する重要なイベントであり、荘司選手は来年度の日本代表候補者選出という目標を見事達成。次なる世界大会に向け、さらなる高みを目指す姿勢を示した。

重要な全日本選手権で準優勝
全日本BMXフリースタイル選手権は、国内トップライダーが集結し、その年の王座を競うハイレベルな大会。フラットランド部門に出場した荘司選手は決勝戦で成功を期した新技にチャレンジするなど、攻めの姿勢で臨んだ。結果的に新技は成功に至らなかったものの冷静に演技を立て直し、総合力の高さを発揮して準優勝を獲得。この結果をもって目標としていた来年の日本代表候補者に選出される快挙を成し遂げた。
荘司選手の輝かしい実績
2002年生まれ、千葉県出身の荘司選手は10歳でBMXを始め、そのカルチャーに深く傾倒。2022年には初の海外遠征となった世界大会『FISE MONTPELLIER』で準優勝を飾り一躍注目を集めた。翌年には同大会で初優勝、さらに各国の代表が集う『UCI WORLD CHAMPIONSHIPS』でも優勝を果たし、UCI(国際自転車競技連合)年間ランキング1位に輝くなど、世界的なトップライダーとしての地位を確立。その実績により、第72回日本スポーツ賞も受賞している。
次なる世界舞台への意気込み
今回の全日本選手権の直後には、来週上海で開催される世界大会を控えている。荘司選手は大会後、「この大会は来年の日本代表を決める重要な試合。新技への挑戦も含め構成を改良して臨んだが、最終的に準優勝、そして目標の日本代表候補にも入れたことを嬉しく思う」とコメント。すぐに気持ちを切り替え、「上海での世界戦に向けて、納得のいく完璧な演技ができるよう、さらに調整していく」と、次なる戦いへの強い決意を表明。ストリート文化を牽引するビーズインターナショナルとともに、今後のさらなる活躍に期待が高まる。
記事/まるスポ編集部