
2025年6月21日、東京・代々木競技場第二体育館で開催されたスターダム「STARDOM THE CONVERSION 2025」において、IWGP女子王座戦が行われ、Sareeeが朱里からベルトを奪取し、第5代王者に輝いた。
因縁の始まりとタイトルマッチまでの経緯
4月26日の横浜アリーナで第3代IWGP女子王者の岩谷麻優を破り、第4代王者となった朱里のもとに、Sareeeが現れ挑戦表明。朱里もこれを受諾し、2人の対決は時間の問題かと思われた。
「約束一つ守れねぇのか!」Sareee、朱里に怒りの挑戦要求
しかし、一向に対戦発表がないことにSareeeは苛立ちを募らせ、5月11日の後楽園大会に姿を現し、朱里に直接対戦を要求。「私との試合いつになったら決まるんですか?初防衛戦の相手、私の挑戦受けるってOKしましたよね?」と詰め寄るSareee。
そのやり取りを遮るように、イギリスのプロレス団体EVEのアレックス・ウィンザーの映像が流れ、「6月6日、私と戦え!」と一方的な挑戦表明。
6月6日、イギリスで朱里はアレックス選手とのタイトルマッチに勝利し、無事にIWGP女子ベルトを国内に持ち帰り、この日Sareee選手との一戦を迎えた。
試合は30分越えの激闘
両者は3月に行われたSareee選手の自主興行“Sareee-ISM”で30分時間切れドローという結果を残しており、今回も激しい試合が予想された。リング場外での激しいエルボーの打ち合い、相手の頭部を何度もリングエプロンに叩きつけるなど、序盤から壮絶な展開に。
何発ものヘッドバットを打ち込みダブルノックダウンとなる場面もあり、ダメージの大きいSareeeと朱里は場外へ。場外カウントが進む中、19カウントで奇跡的にリングに戻った両者。朱里は投げっぱなしジャーマンからSareeeの胸元に強烈なキックを何発も蹴り込む。
試合時間30分が経過し、Sareeeはヘッドバットから裏投げを3連発。朱里はカウント2でなんとか肩を上げるが、最後は変形の裏投げが決まり、ついに朱里から3カウントを奪取。Sareeeが激戦を制し、新IWGP女子王者に。