優宇、12月28日で引退――橋本千紘「最後まで最強を目指しベストタッグを獲りましょう」

12月28日新宿FACEでの引退を発表した優宇

2025年6月8日、センダイガールズの新宿FACE大会で優宇の引退が発表され、多くのファンが驚きに包まれた。

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プロレスキャリアの軌跡

2016年1月4日、東京女子プロレス後楽園ホール大会でデビュー。2016年、2018年には東京プリンセスカップで優勝。2016年9月には第2代TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座(現プリンセス・オブ・プリンセス王座)も獲得。2018年12月フリー転向のため東京女子プロレスを退団。

2019年4月、イギリスの女子プロレス団体・プロレスリングEVEに所属。これまで橋本千紘とのタッグ“チーム200キロ”としてセンダイガールズワールドタッグ王座を4度戴冠。2024年7月には2人に石川修司を加えた“チーム333キロ”で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座も奪取した。

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優宇が引退理由を語る

試合後、マイクを握った優宇は「12月28日、新宿フェイスで引退します。プロレスにもチーム200キロにも、こんなにも愛があるから下した決断だから聞いてほしいの」と驚きの声に包まれた観客をなだめると静かに話し始めた。


「プロレスラー優宇の人生の中心は間違いなくチーム200キロです。間違いなく今、“私の人生が誰よりも充実して楽しい”って心から言えるのは、隣にいる橋本千紘、チーム200キロがあったからです」

「私はプロレスが大好き。プロレスを愛してるから、そして応援してくれるファンの人がいるから、この最強のタッグパートナーが隣に立ってるという強い気持ちがあるから、このファイトスタイルを崩さずに最強の優宇で引退したいんです」

「どこか怪我をして、志半ばで辞めなきゃいけないことがあるのがプロレスだけど、私は今の優宇のファイトスタイルを崩さずに引退したいと思ってます。だからその期限が12月28日になります。それまで残りあと半年なんですけど、チーム200キロをたくさん応援して、皆さんの目に焼き付けてください」

するとチーム200キロのパートナー橋本千紘も涙を堪えながら語り出す。

「自分がとやかく言えることじゃないんですけど、私にとってチーム200キロはかけがえのない存在で、心から楽しいと思えるもの。自分も優宇さんに出会わなかったら…でもでも、まだ、めっちゃある。6月、7月、8月、9月…12月、7か月もあるし、チーム200キロらしく、楽しく美味しく、お客さんにもそういう気持ちで迎えてほしいなと思います。この決断をしたことに、私は本当にすごく尊敬するし、優宇さんらしいなと思いました」

橋本は「だから一戦一戦、チーム200キロらしく最強を目指して(プロレス大賞の)ベストタッグも獲りましょう!」と熱い想いを語り、観客からは温かい拍手が湧き起こった。

記事/まるスポ編集部

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