
5月10日新宿FACEで、「KING OF DDT 2025 2nd ROUND」が開催。5月25日後楽園大会の準決勝進出をかけて8名が争う。優勝すればKO-D無差別級王座への挑戦が視野に入る。
第5試合はHARASHIMA vs 岡谷英樹。岡谷は2月に長期欠場から復帰するとヒールユニット「DAMNATION T.A」に加入。トレードマークだった赤髪も、 “闇堕ち” した青色に。ガラッと変わったファイトスタイルは未知数で、今大会のダークホース。

HARASHIMAは1回戦で現KO-D無差別級王者のクリス・ブルックスから脅威の22秒勝ち。このまま優勝まで直進したい。岡谷に対しては「赤から青に変わって他に何が変わったのかな?」と対戦を待ち望んでいた。
試合は入場したHARASHIMAを岡谷が襲って開始。勢いづいたHARASHIMAを、ダムネーションのメンバーが場外に引きずり下ろして襲撃した。
HARASHIMAのエルボー連発にも岡谷は薄ら笑いで向かい合う。HARASHIMAは再び乱入したダムネーションを蹴散らして一掃し、リバースフランケンシュタイナーで岡谷を追い込む。
追い詰められた岡谷はHARASHIMAを竹刀で殴打。必殺の垂直落下式ブレーンバスターを放ち、HARASHIMAから3カウントを奪った。

試合後、HARASHIMAは「(岡谷は)赤から青に変わった以外に何が変わったのかって、自分の知らない部分で変わっていたことがあったよね。セコンド使ったり竹刀使ったりとか、卑怯な手やるの、注意はしたけど自分の警戒が足りなかった。」と振り返る。
岡谷は「じゃあな、元エース。そして次は、またお前か、KANON。お前が笑えるかどうかはこの俺が決めるんだよ。一生笑えないようにしてやる。」と不敵な笑みを浮かべた。
岡谷の準決勝の対戦相手はKANON。岡谷はKANONを追放する形でダムネーションに加入した。2人のシングル戦は岡谷が負傷した昨年3.30横浜大会以来。 “長期欠場もチャンスに” と話していた岡谷はKANONに一矢報いることができるか。

<インフォメーション>
5月25日(日)は後楽園ホールで「KING OF DDT 2025 FINAL!!」が開催。準決勝で岡谷英樹選手はKANON選手と対戦します。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
文/藤本桃子