
――そういう熱は2016年2月に宮原選手が三冠王座に史上最年少で戴冠した頃から始まったように感じます。
宮原:それは僕1人で作り上げられるものではないですから。選手やスタッフ、そして応援してくれるファンの方々と一緒に全日本プロレスを作り上げてきたんですよ。
そして斉藤ブラザーズや安齊勇馬ら若手のレスラーが活躍し、集客につながっているのだと思います。
――そういった新時代が活躍する中、宮原選手が1年半以上三冠ベルトを巻いていないですね。
宮原:2年くらい前から全日本プロレスを観始めた人にとっては、僕が常にチャンピオンベルトを巻いていたという景色を知らないでしょう。
いろんなジャンルにおいては、新時代の波が来ている時期だと思うんですよ。だから僕は、数年前の常にチャンピオンだった頃を盾に戦いたくはない。
宮原健斗の三冠王者時代を知らないファンの前で戦うことは、僕にとってもお客さんにとっても新鮮ですから。
