
――石川選手は様々なレスラーに噛みつくイメージがあります。旗揚げ戦のポスターの中央に青野未来選手の姿が写っていた。それに噛みついた時はどんな心境でしたか。
石川:本当に思っていることを言っただけなので「噛みついている」という意識はないです。私は思ったことを直接伝えられるのが「プロレスの素晴らしさだ」と思っています。
このコンプライアンス時代に言いたいことを言い、殴り合えるのが「プロレス」の良さだと思います。
――6.23新木場大会、“女子プロレス界の人間国宝”の高橋奈七永選手とパッション注入マッチで対戦。キャリア29年目レジェンド中のレジェンドです。その選手にぶつかっていくプレッシャーはなかったですか。
石川:めちゃくちゃ楽しかったです。これまでのマリーゴールドの試合で1番楽しかった試合です。でも1番何もできなかった試合でした。
――何が楽しかったのでしょうか。
石川:そうですね。プレッシャーも楽しかったです。“どんなに怖い相手でも立ち向かっていかなきゃいけない”という自分の感情の振れ幅が大きかった。充実感というか、満たされてる感じがありました。
