

――2023年3月末~4月のDDTハリウッド大会とAEW DARKについては前回の取材でお伺いしましたので割愛させていただいて、その後、同年7月に西海岸から東海岸に行かれました。これはどういう経緯があったのでしょうか?※2023年のDDTハリウッド大会とAEW DARKはこちらをご覧ください
MAO:これは4月のハリウッド大会の時に、ヨシヒコが物議を醸したんですよ。要はアメリカにプロレス評論家みたいな人ってメッチャいるじゃないですか。
その中のちょっと有名な評論家がヨシヒコの試合動画を「もうプロレスは死んだ」みたいに言っていたので「ナメんじゃねえよ!」と。それで「ヨシヒコと俺でアメリカツアーして全部見返してやる!」っていう反骨心から始まりました。
――アメリカの興行は基本土日だけですが、7月はどれくらいの期間回ったのですか?
MAO:2週間で5大会。そもそも最初に呼んでくれたのはウエストコーストプロレスリング(West Coast Pro Wrestling)とCircle 6 Wrestling(=Circle 6)っていう団体。ここは繋がっているので、その2団体が渡航費を出してくれたんです。
4月のハリウッド大会の時に、1月に知り合ったバンドの人が「プロレスとバンドのショーがあるから来なよ」って誘ってくれて観に行ったら「あ、MAOだ。バックステージおいでよ」って。そこでCircle 6のプロモーターたちと繋がったんですよ。
1月にそのバンド系で繋がってなかったら呼ばれなかった。1月にバンド絡みで知り合いができて、4月にショーに誘われて単身一人で観に行って、バックステージで紹介してもらい繋がった。
そして「ヨシヒコとアメリカツアーをしたいんだけど」って打診をしたら「ちょうど隔週でウエストコーストとCircle 6の興行があるからMAOも呼ぶよ」って約束してくれて、7月にその2つの団体からオファーがあったんです。