【DDTプロレス MAO(中編)】~今だからこそ必要。MAOが追い求める“UNIVERSAL”の意義~

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ヨシヒコ戦にハリウッドは大狂乱

――3月30日、4年ぶりとなるDDTのアメリカ大会「DDT goes HOLLYWOOD!」が開催。翌31日にはDDTとGCWによる全面対抗戦「GCW vs DDT」が行われました。30日はMAO&勝俣瞬馬vsクリス・ブルックス&ヨシヒコ戦、31日はジョーダン・オリバー&ニック・ウェインを対戦相手にマイク・ベイリーとタッグを組みムーンライト・エクスプレスが復活。ヨシヒコと戦った海外の反応はいかがでしたか?

MAO:とにかくヨシヒコはコロナ渦中も渡航が自由なので(笑)。ヨシヒコは入国し放題でGCWも出場、GCWファンの間で「DDTといえばヨシヒコ」と浸透していたようです。

僕は「本場DDTが誇るヨシヒコとはどんなものか」を徹底的に見せつけてやろうという気持ちでハリウッドに乗り込みましたね。

――ヨシヒコ選手との試合は慣れていると思うのですが、周りの観客はどんな感じでしたか。日本の観客は最初大人しく観ている人が多く、だんだんボルテージが上がっていく感じですが…

MAO:ヤバかったです…大狂乱でしたね(笑)。僕は、DDTがハリウッドで大会開催できることに対して、正直、東京ドームよりも大事だなっていう気がして気合い入れていったんです。アメリカでDDTを知ってもらえるチャンスだと。

DDTハリウッド大会はAEWが中継しているファイトTVで生放送もあったし、ヨシヒコの知名度もあった。「ここに勝負かけないで、いつ勝負かけんだよ」っていう気持ちで。ある意味、「この一戦にほぼ全てをかける」ぐらいの勢いで勝負挑みに行きました。

――竹下幸之介選手が、「海外で大会が開催できる日本の団体は、新日本プロレスとDDTと東京女子プロレスしかない」と。DDTはレッスルマニアウィークに興行を開催できた。世界中のプロレスファンからの注目度は高かったと思います。

MAO:そういうのも重々承知しています。しかもGCWと合同で大会が開ける。これは本当に尊いことで、絶対に無駄にしてはいけない。全力で勝負をかけていきましたね。

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――翌31日、マイク・ベイリーとの久しぶりの再会はどうでしたか?

MAO:世界中の団体がロサンゼルス・ハリウッドに集結するGCW主催イベント「The Collective 2023」の中で、いろんな大会が昼から夜中まで連日開催されました。DDTの大会にベイリーが出場していて、そのバックステージで久々に再会。もう何も喋れなかった。1分ぐらい再会のハグをして…すごく感慨深かったです。

――コロナ感染症流行による渡航制限でお互い会えなくなり約3年間。本当に長いですよね。

MAO:2019年末、イギリスツアーから帰国してKO-Dタッグ王座に挑戦しようと思ったら、ベイリーのビザが物流サービス会社に紛失され日本に戻れず。そしてコロナ禍。本当だったら2020年は色々世界周りたかったけど、コロナで何にもできなくなった。

今、ベイリーはアメリカのインディシーンのトップ選手。お互いにコロナ禍踏ん張って、僕もこの日本で耐えてしのいで自分をスキルアップさせた。その上での再会だったので、「二人とも幅が広がっていたな」と感じました。向こうで2試合したけど、「あー、なんかもっともっとやりたいな」って欲は出ましたね。

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