【DDTプロレス MAO】「DDT UNIVERSAL王座=MAO」として、ベルトの正解例を一つ提示したい(後編)

DDT UNIVERSAL王者のあるべき姿を提示したいと語るMAO

――ある意味、MAO選手が「DDT UNIVERSAL王座のマニュアル」を作るわけですね。昨年12月はロサンゼルス、今年2月はヨーロッパ。この海外遠征2つを比較してどうでしょうか?

MAO:全然違いますね。イギリスは、2019年10月~12月に初めて僕が長期海外遠征した場所で思い入れも強かった。イギリスのプロレスシーンが一番盛り上がっていたのは、その頃でした。

しかし、コロナ禍になり、団体の問題等が多発して、イギリスにおけるプロレスシーンが完全に沈んでしまった。今回、良いイメージのままでイギリスに行ったけど、現実は厳しかった。一度壊れたものは、簡単に戻りません。

今、イギリスの良い選手がどんどん海外に行ってしまう。もちろんイギリスに残って頑張っている選手もいるけど、昔に比べたら少ない。

イギリス以外のヨーロッパのプロレス界は、逆に盛り上がっているのかもしれませんね。

――昨年、ドイツのwXwで入江茂弘選手が16Caratトーナメントで優勝。他にも日本からwXwに参戦する選手がいます。

MAO:ユーロ圏はビザが要らないから、人々が国境を簡単に超えてくるんですよ。だからパリでヨーロッパ大会を開催する。

僕の感覚としてはヨーロッパは、アメリカ行くのと変わんなかったですね。

2月上旬、MAOはフランスとイギリスへヨーロッパ遠征

――MAO選手は海外で楽しそうに戦っていました。

MAO:すげぇ~楽しいですよ(笑)。日本にいるときより自由ですね。

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