【DDTプロレス 上野勇希】DDT UNIVERSAL王者としての責任(後編)

――坂口戦に向けて対策はありますか?

上野:クリスやMAOさん・翔太さんに関しては、自分の中で非常に緻密に考えて臨まないと、相手の手の内で転がされてしまう。だからいろいろ策を練りました。

 総合格闘技を経験している坂口さんは、他の選手と関節技の入り方も違うので研究しています。ただそれ以上に感情で戦う方なので、自分もリング上での気持ちを大事にしたいと思います。

――最後にDDT UNIVERSAL王者として、坂口戦に向けて意気込みを聞かせてください。

上野:チャンピオンとしてDDT UNIVERSALのベルトを持っていることで刺激的な日々を過ごせています。その最たるものが、坂口さんが挑戦してくれたことだと思います。2020年の「忘れることが出来ない記憶」を払拭するために坂口さんを指名したわけですから。

 まだまだ、このベルトで楽しみたいし、もっと遊んでいたい。岡田さんみたいに僕がチャンピオンだから向けられる目を、もっと体験していきたいですね。

――DDT UNIVERSALは自由なベルトですよね。

上野:若いベルトに若いチャンピオンですから、僕が保守的に走るわけにはいかない。UNIVERSALというのは「世界に向けてのベルト」ですけど、状況的に海外に行くことが難しい。ですから「UNIVERSAL=世界」という解釈を自分の中で深めていきたいと思っています。

 海外だけではなくて、ネットやDDTの中で、もっとベルトの価値を高めていくことを目標にしています。だから坂口さんに負けるわけにはいかない。2020年の借りも、ここできっちり返しますよ。


インフォメーション
DDT、2021年最初のビックマッチ「KAWASAKI STRONG 2021」が神奈川カルッツかわさきで行われます。上野勇希選手に坂口征夫選手が挑むDDT UNIVERSAL選手権を始め、遠藤哲哉vs秋山準のKO-D無差別級選手権など全8試合が予定されています。詳細はこちらをご確認ください

また2.14カルッツかわさき大会の模様は、動画配信サービス「WRESTLE UNIVERSE」でLIVE配信されます。

上野勇希 Twitter
上野勇希 Instagram
DDTサウナ部 Twitter

写真提供/DDTプロレスリング

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