【DDTプロレス 上野勇希 前編】僕たちは常に「5人でThe37KAMIINA(サウナカミーナ)」

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僕たちは「5人でThe37KAMIINA」

――2022年4月にAEW参戦のため竹下幸之介選手が渡米した際、The37KAMIINAに対してMAO選手と上野選手に意見の食い違いが見られました。MAO選手は「竹下選手が抜けることによって、火力が落ちる」。一方、上野選手は「The37KAMIINAをどこまで伸ばせるかってプラスの方に考えています」と。上野選手の言葉通りThe37KAMIINAはDDTの中で存在感を増しましたね。

上野:MAOさんの記事読みました。「そんなこと考えているんだ…」って。タケ(=竹下幸之介)が渡米して1年が経ちましたが、僕の考えていた通りというか、想像以上というか。

確かにMAOさんの言葉通り、「主砲が抜ける」という見方もありますが、裏を返せば選択肢も広がります。

タケがアメリカに行くとなった時に、僕は「自分がやるしかない」と思っていました。昨年末のD王GPに優勝し、KO-D無差別級ベルトに挑戦できたのは、僕自身の想いが積み上げられたからだと思います。 

僕以上に「しゅんまお(勝俣瞬馬&MAO)」のタッグも躍進している。最近では海外での活動を見据えたMAOさんが、自分の野望を全面に出した。互いに刺激し合っているのがThe37KAMIINAです。ですから僕も「上野勇希」を、自分自身で切り開いていきました。

「竹下幸之介」というすごいレスラーが海外に行き不在になったら、自分がすごいレスラーになるしかない。居なくなった場所を、他の誰かが埋めるのがプロレス界です。

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