【DDTプロレス MAO(中編)】~今だからこそ必要。MAOが追い求める“UNIVERSAL”の意義~

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2.21東京ドーム武藤敬司引退興行“ありのままのDDT”を届けよう

――2.21東京ドーム、武藤敬司さん引退興行にDDT提供試合「Dramatic Dream Future」(MAO&勝俣瞬馬&上野勇希&小嶋斗偉vs遠藤哲哉&岡谷英樹&高鹿佑也&正田壮史)で出場されました。観客3万人の前でリングに上がってみて気持ちよかったですか?

MAO:そうですね…実際立ってみた感想は、暗くてザワザワした広い空間でした。

――えっ、それは観客席が見えなかったということでしょうか?

MAO:リングが全方位から照らされていて、客席全部逆光で見えないんですよ。ザワザワして広い暗い空間という印象です。

僕は緊張しないタイプですが、東京ドームのリングに立ってみて全く緊張はなかったですね。むしろ後楽園ホールの方が、お客さん1人1人の顔がよく見えるから緊張感はあります。

――観客3万人の中には、DDTを知らない人もいたと思うのですが、試合後反響はありましたか?

MAO:もちろんDDTのファンの人たちも見に来ていただきましたけど、来場したお客さん全員がDDTを知らないものだとして臨みました。それは、「いかにDDTの魅力を伝えられるか」を念頭にリングに立つべきだと考えたからです。

会社がこのメンバーを選んでくれて、全員の年齢を計算したら平均年齢25歳だったんですよ。8人タッグで8人の平均が25歳。

うちには男色ディーノもいるしHARASHIMAさんもいる。もちろん高木三四郎大社長もいる。でも“ THE DDT”ではなく、あえて今の若手の層を選んでもらったんだなと。

そこは「今のDDT、ありのままのDDT」をお伝えしよう、届けようという気持ちでした。

だから、ドームだろうが、どこだろうが変わんないですね。東京ドームだから気合入れて、いつもと違うことをしようとかもなかったです。これは悪い意味でなく、良い意味で「いつもの地方大会や普段の試合も観に来てもらえたら、そのままのDDTが観られるよ」というアピールでもありました。

東京ドームだからって、ブラッシュアップされたものを観て、いざ地方大会観たら、思ったよりトーンダウンして、スケール小さくなっていたら嫌じゃないですか。

だから、いつもやっている、 どこでもやっているThe37KAMIINAをありのままに東京ドームでお届けした感じですね。僕らの モチベーションというか、メンタルはそんな感じです。

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