――それはバーニングのリーダーとしていかがなものかと（苦笑）。ところでDDT EXTREME王者のジョーイ・ジャネラ選手の印象を教えてください。
遠藤：8月 彰人さんと戦った蛍光灯IPPONデスマッチを見て頭の良いレスラーだと思いました。器用で実力のある選手なのは分かったので気を抜かずに戦いたいと思います。
――KING OF DDT 2022準優勝、現在KO-Dタッグ王者の吉村直巳選手はどうでしょうか？
遠藤：吉村とは前回のD王GPで同じブロック、その時は僕が丸め込みで勝ちました。その後タッグで戦ったかも知れないけど記憶がない。
ファン目線で言えば「樋口とユニットを結成し、勢いに乗っている」ように見えるかもしれませんが、まだまだ脅威ではないですね。マイクは上手いですけど（苦笑）。
――まだ2022年終わってませんが、将来遠藤選手がレスラー人生を振り返った時、とても密度の濃い1年だったと思うんですよ。
遠藤：山あり谷あり、本当にジェットコースターのような1年ですね。僕の好きな言葉に「チョロQ理論」があります。バナナマンの設楽統さんが提唱、「何事も後ろに引けば引くほどチョロQのように次に進むスピードと距離が増す」。つまり少し引いてみること、後ろに下がることは大きく前に進むために必要なんです。
これから始まるD王GP2022を制し、12.29 TOKYO DOME CITY HALLで行われるであろうKO-D無差別級王座戦でベルトを取り戻し、「終わりよければすべてよし」の1年にしたいですね。
――最後にファンの方に一言お願いします。
遠藤：D王GPはかなりハードな戦いになると思いますが、全勝優勝し12.29樋口和貞の持つKO-D無差別級王座を奪取、チャンピオンとして2022年を終えたいと思います。だから遠藤哲哉から目を離すな！
<おわり>
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取材・文／大楽 聡詞
写真提供／DDTプロレスリング
