米大リーグ(MLB)で通算288勝を挙げ、肘の靱帯再建手術、通称「トミー・ジョン手術」の名称の由来となったトミー・ジョン氏が15日に83歳で死去したと、ドジャースおよびMLBが16日に発表した。
ジョン氏は1963年にメジャーデビュー。ドジャース時代の1974年、故フランク・ジョーブ博士の手により世界で初めて肘の靱帯再建手術を受けた。約1年半のリハビリを経て復帰を果たすと、その後もシーズン20勝を記録するなど46歳まで第一線で活躍し、術後に164勝を積み重ねた。
この見事な復活劇から手術は「トミー・ジョン手術」と呼ばれるようになり、大谷翔平投手やダルビッシュ有投手ら多くの名投手のキャリアを救う革新的な術式として定着した。MLB機構は「投手の復帰に革新をもたらした彼の訃報に深い悲しみを覚える」と悼んだ。
訃報を受け、日本のSNS上でも「彼が手術を受けた際は当然未知の技術だった、すごい勇気」「これがなかったら大谷の二刀流はなかった」「殿堂入りにふさわしい選手なのに殿堂入りしていないのは謎」「ただ確実に歴史に名を残した」「MLBのみならず野球界にもたらした功績は計り知れない」と偉業を称える声が相次いだ。また「恥ずかしながら、考案した医師の名前だと思ってました。」と、改めて彼の遺した功績の大きさに思いを馳せる人も多かった。
記事/おかだみゆき
編集/まるスポ編集部
