家宅捜査を受けていた矢野と前川が書類送検となった(写真はイメージ)
広島を巡る”ゾンビたばこ”問題にまた動きがあった。
広島県警は9月25日、指定薬物エトミデートを巡る医薬品医療機器法違反の疑いで、矢野雅哉内野手と前川誠太内野手を書類送検した。球団も両選手の書類送検を認めている。
矢野の代理人弁護士は、違法薬物を譲り受けたり使用したりした事実はないと説明している。
発端となったのは、今年1月に起きた羽月隆太郎元選手の逮捕だった。羽月元選手はエトミデートを使用した罪で、5月に有罪判決を受けている。球団は2月に選手契約を解除したが、騒動はそこで終わらなかった。7月には矢野と前川の自宅が家宅捜索を受け、今回の書類送検に至った。
さらに、この問題では小園海斗内野手の名前も取り沙汰されている。一部週刊誌が報じた写真には、羽月元選手に薬物を渡したとして逮捕・起訴された人物とともに、羽月元選手・矢野・小園そして田村俊介外野手らが写っていた。
それを受けた広島は週刊誌報道を受けて矢野を一軍の選手登録を抹消。その後、前川も含め家宅捜索を受けたことを公表しており、依然ファームでの調整が続いている状況である。
羽月元選手は指定薬物を使用した罪で有罪判決を受けた一方で、矢野と前川は書類送検までにとどまっている。
また、小園については、一部週刊誌が報じた集合写真に写っていたものの、薬物の使用や譲り受けが確認されたわけではない。現時点で判明している事実はそれぞれ異なり、今後は検察の判断や球団の対応が焦点となる。
グラウンドに目を向けると、小園は今回の件と直接の影響はないものの、不調により現在もファーム調整中。そして24年にゴールデングラブ賞を受賞し、菊池涼介と鉄壁の二遊間を今後も組むと期待された矢野は抹消以降一軍復帰の見込みは立たずシーズンを終えようとしている。
セ・リーグ5位に沈み最下位争いをしている広島にとって暗い影を落とすこの件はまだ尾を引きそうだ。
記事/まるスポ編集部


