全国的な酷暑が続き、スポーツ界でも給水タイムの導入など熱中症対策が進められる中、痛ましい事故が発生した。ラグビーのリーグワン2部・九州電力キューデンヴォルテクスは8日、フィジー出身のサイモニ・ブニランギ選手(26)が7日午前に熱中症のため福岡市内の病院で亡くなったと発表した。
ブニランギ選手は今季東京SGから加入したばかりだった。チーム合流初日となった3日、練習中に熱中症とみられる症状が現れたため練習を中断。現場で水分補給やアイシングなどの応急処置が行われたものの、その後意識を失い救急搬送。懸命な治療が続けられたが、帰らぬ人となった。
クラブは公式サイトで「この突然の訃報に、選手、スタッフ、チーム関係者一同、言葉を失っております。合流からわずかな時間ではありましたが、彼の力強いプレーは、新シーズンでの活躍に期待が寄せられておりました。」と哀悼の意を表した。現在チームは活動を停止している。
SNS上では「ヴニランギ選手のご冥福をお祈りします」「ガイドラインを守っていても起きてしまったということは、ガイドラインを見直さないといけない」「これまでのやり方でOKでは済まなくなってきた」「熱中症って遅れてやってくる。後になってから一気に体調が悪くなる」「熱中症は本当に油断出来ない」と、ショックや危機感を募らせる声が相次いでいる。
アスリートの生命を守る安全管理や酷暑下での練習体制の見直しなど、スポーツ界全体にさらなる対策の徹底が求められる。
記事/おかだみゆき
編集/まるスポ編集部
