レイエスの動きから“サイン盗み”の疑いに発展した(写真はイメージ)
交流戦を終えリーグ戦が再開し、日本ハムは本拠地エスコンフィールドでソフトバンクを迎えた。
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しかし、この3連戦でも今季ソフトバンクとの相性の悪さが露呈し、今季同カード初勝利を挙げたのものの20日・21日と連敗し、トータル1勝10敗となった。
対戦成績以上に、この3連戦ではある話題が目立った。それが日本ハム・レイエスを巡る“サイン盗み疑惑”。
問題となったのは20日の試合だった。五回、日本ハムの攻撃中に二塁走者だったレイエスの動きに対し、ソフトバンクの海野隆司が反応した。
構えたコースに合わせて動き、打者に伝達しているのではないかと感じた海野はレイエスが打席に入った際にも「やめてくださいと言いました」と抗議。
これにレイエスが怒りを露にし球審が間に入り、打席を終えた後も睨みつけるなど不穏な空気が流れていた。
また、新庄剛志監督も「そんな卑怯なことをして勝つ気もないし、勝ちたくもない」と疑惑を全面的に否定。さらに試合終了後に小久保裕紀監督を手招きして呼ぶと、互いに真剣な表情で直接言葉を交わす異例の対応を見せた。
小久保監督も野手陣を集めて「新庄監督は1000%ないと言っている」と共有したことから、21日の試合は小競り合いなどはなかった。
この件について、野球評論家の高木豊氏も自身のYouTubeで見解を示している。高木氏は、レイエスや新庄監督の人柄に触れながら「そういうことをするタイプではない」との見方を示した。
一方で、海野捕手が神経質になる心理にも理解を示し、「点差があっても日本ハムが追いついてくるからやっぱり焦りもあったと思う」と慮った。
サイン盗みというテーマは、野球界において非常にデリケートだ。かつてMLBでは2017年にワールドシリーズを制覇したアストロズが後年サイン盗みをしていたことが発覚し、全米を揺るがす問題へと発展した。
NPBでも21年に近本光司(阪神)が二塁塁上で右手を横にする動きを見せ、村上宗隆(当時ヤクルト)が指摘。阪神ベンチが激怒し、当時の矢野燿大監督と高津臣吾監督が激論を交わす一幕もあった。
今回の騒動はサイン盗みの有無そのもの以上に、試合における紛らわしい動きと疑われないための振る舞いの難しさを改めて浮き彫りにした一件だった。
記事/まるスポ編集部
