東浜巨の去就は越年の可能性も(画像はイメージ)
ソフトバンクから国内FA権を行使した東浜巨投手。しかし、所属先が未だに決まらず越年の様相を呈している。
「一軍でしっかり投げたい思い」から踏み切った決断だったが、他球団からの正式オファーが届いていない。宣言後は獲得に興味を示す複数の球団から代理人に接触があったことを明かしていたが、その後は進展はない模様。
野球教室など公の場に姿を見せた際も正式なオファーはないとした上で、冒頭の通り越年も覚悟していることを明かしていた。
先発に課題を持つ巨人は、前田健太(来季より楽天)や有原航平(ソフトバンクを自由契約)の獲得調査を早々に開始したとあり、獲得に真っ先に乗り出すとも考えられた。
しかし、巨人の獲得について野球評論家の高木豊氏は自身のYouTubeで、「ソフトバンクからジャイアンツに入った投手で活躍してる人ってなかなかいないんだよね。だから東浜だとちょっと苦しいかも」と見解を述べた。
続けて「獲りづらい選手だよね」とも続けていた。それは、来季36歳になる年齢もあるとともに推定年俸が1億5000万円でBランクに位置付けられ、人的補償も発生するためである。
東浜は12年にドラフト1位で3球団競合の末にソフトバンクへ入団。4年目の16年に9勝を挙げ頭角を表すと、17年に16勝5敗・防御率2.64で最多勝に輝きチームの日本一に貢献した。
その後も先発陣の一角を担うも22年を境に登板機会は減少傾向を見せ、今季は4勝ながら7試合の登板に終わっていた。クライマックスシリーズ(CS)では16年以来9年ぶりにリリーフ登板するも、本人の希望はあくまで先発。
「とにかく投げたい」とFA宣言の理由を語った右腕は、ソフトバンクが宣言残留を認めている中で他球団からのオファーを引き続き待っている。
記事/まるスポ編集部
