
IWGP世界ヘビー級王座を初挑戦で獲得したKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)
新日本プロレスは10月13日、両国国技館で「KING OF PRO-WRESTLING 2025」を開催、メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権試合では、第13代王者ザック・セイバーJr.に『G1 CLIMAX 35』覇者のKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が挑戦した。
竹下幸之介、EVILとの激闘を制しG1 CLIMAX初制覇!
両者は今年の『G1 CLIMAX』のリーグ戦と決勝トーナメントで2度対戦しており、戦績は1勝1敗。前日の記者会見で王者ザックが「俺のキャリアの中で一番タフな試合だったと言っても過言ではない」と過去の2試合を振り返る。
一方の竹下は「もし来年1.4東京ドームをIWGP世界ヘビー級王者として迎えられたら?」という問いかけに対し、「先のことや未来のことをペラペラ喋れるほどの余裕はなくて、まずは明日やから」と、目の前の一戦に集中する覚悟を見せていた。
試合はザックの巧みな関節技と、竹下のパワーと粘りがぶつかり合う壮絶な攻防に。ザックの執拗な腕攻めで竹下の右腕にダメージが蓄積される中、竹下は痛みをこらえ投げっぱなしジャーマンやリバースフランケンシュタイナー。最後は膝パットを外し、渾身のワガママを叩き込んでカウント3を奪取。DDT、AEW、そして新日本の3団体所属という異色の王者が誕生した。
試合後、マイクを握った竹下は「俺がベルトを獲って文句のある奴は俺の前に来い!」とアピール。すると、この日復帰したばかりの後藤洋央紀がリングイン。「KONOSUKE TAKESHITAにひとつ聞きたい。俺が来ると思ったか?俺の挑戦を受けるのか、受けないのか。どっちだ」と、新王者への挑戦を表明。
竹下はこれに対し「お前が来ると夢にも思わなかったよ。新日本のわけー奴ら、こんなベテランレスラーに任せていいんだな。確かに去年のG1の貸しもあるからな。世界の竹下は強え――ぞ!」と、後藤の挑戦を受諾した。
記事/まるスポ編集部