
IWGP女子王者としてウィンザーを破り、3度目の防衛に成功したSareee
10月9日(現地時間)アメリカ・ROHで行われたIWGP女子選手権試合で、Sareeeがアレックス・ウィンザーを破り、3度目の防衛に成功した。Sareeeは海外マットでも確かな存在感を見せつけた形だ。挑戦者のウィンザーはAEWを主戦場とするイギリスの強豪であり、今年6月には朱里が保持していたIWGP女子王座にも挑戦している。
Sareeeが鈴季すずを倒しIWGP女子防衛「お前サイコーだな!」
ウィンザーはSareeeの背中に非情なサッカーボールキックを見舞い、弓矢固めで容赦なく絞り上げる。だが、Sareeeもグラウンドの卍固めで切り返しミサイルキックで一気に流れを変える。ダイビング・フットスタンプからのフィッシャーマンズ・スープレックスは、ウィンザーがカウント2で辛うじてクリア。

体勢を立て直したウィンザーはコーナーのSareeeに執念のヘッドバットを叩き込み、必殺のシャープ・シューターでギブアップを迫る。リング中央での意地の張り合いは、エルボーの乱れ打ちから逆水平チョップ、そして顔面への張り手へと移行。一歩も引かない両者の魂がぶつかり合った。
最後は、Sareeeが渾身の裏投げを炸裂させ、挑戦者ウィンザーをマットに叩きつけ、3カウントを奪取。この激闘を制し、SareeeがIWGP女子王座V3を達成した。

この結果を受け、10月13日に東京・両国国技館で開催される新日本プロレスのビッグマッチで、前王者・朱里とのIWGP女子選手権が決定。Sareeeにベルトを奪われて以来、王座奪還に燃えている朱里に対し、海外で防衛を果たしたSareeeが再び宿敵を退けられるのか。女子プロレス界の命運を賭けた大一番のゴングが迫る。
記事/まるスポ編集部