
8月2日、大阪・エディオンアリーナで「DREAM*STAR GP2025」が開幕、全16選手が2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、9月14日の後楽園で今年の覇者が決定する。
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大阪”昼の部”のメインイベントでは、マリーゴールド・ワールド王者で「DREAM*STAR GP2024」覇者でもある林下詩美と、ビクトリア弓月による姉妹タッグが激突した。

試合前、弓月は自身のSNSで「これまで詩美さんとはシングルマッチを何度もしてきたが、一度も勝てていない。詩美さんの壁がものすごく高いことは分かっている。それでも勝ちたい。絶対に勝つ」とこの試合にかける強い想いを表明。これに対し、詩美は「全力でこい妹」と、その挑戦を受け入れる発言をしていた。
試合はリストの取り合いから始まり、弓月はスワンダイブ式ミサイルキックで詩美を場外に落とすと、コーナートップからダイビング・ボディアタックを敢行。リングに戻るとさらにミサイルキックで詩美を追い詰めた。

しかし、詩美は弓月のヘッドシザース・ホイップを受け止め、バックブリーカーでペースを掌握。ボディスラムからエルボー、ドロップキックと、弓月の背中を執拗に攻め立てた。
弓月は低空ドロップキック2連発から串刺し攻撃を狙うが、詩美はコウモリ吊り落としで反撃。だが、弓月はジャーマンスープレックスを着地すると、フットスタンプからトラースキックで詩美を追い込んだ。最後は弓月のローリング・アローが見事に決まり、3カウントを奪取。ワールド王者の詩美から初戦で貴重な2点を獲得した。

試合後、弓月は「この勢いのまま白星を続け、DREAM*STARを駆け抜けて、この夏を制する」と堂々の優勝宣言。
一方、昨年と同様に初戦を落とした詩美は「この流れは非常にまずい」と不安を口にしつつも、「弓月の成長をこんなに間近で感じられるのは本当に嬉しい。…けど、今はまだその時ではない。気持ちを切り替えて点数を取らなければ」と、ワールド王者としての巻き返しを誓った。
<インフォメーション>
8月30日(土)後楽園ホールで「MARIGOLD DREAM*STAR GP2025」が開催。詳細はマリーゴールド公式ウェブサイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/まるスポ編集部