
7月5日横浜ラジアントホールで、「SUMMER SUN PRINCESS ‘25まで待てない!」が開催。7月8日に引退を控える長谷川美子は、 “東女の相方” 鳥喰かやとタッグを組み、HIMAWARI&リアラと対戦。
引退間近の長谷川美子、“東女の相方”鳥喰と本間&高瀬に挑戦!
長谷川は自身のXで、リアラを対戦相手に選んだ理由を「凄く似てる部分がある」と語る。2022年、キャバ嬢だったリアラはガンバレ☆プロレスに入団。2024年に団体が独立するまで共に過ごした2人。リアラが後ろ向きな発言をするたび、長谷川は叱責しつつ、自分と重ねていたという。
そんなリアラはデビュー年が同じHIMAWARIとタッグを結成。試合前にリアラは、DDT「アイアンマンヘビーメタル級王座」の現王者・髙木三四郎に奇襲を掛け、王座を戴冠していた。
試合はリアラが場外で ”キャバ嬢レスラー” らしくシャンパンを持ち出す。長谷川に飲ませようとするが逆に飲まされてニードロップを食らう。鳥喰とHIMAWARIはスピード感ある攻防を繰り広げ、HIMAWARIのショルダータックルに、鳥喰はアームホイップで返す。
長谷川とリアラの一騎打ちは、「負けるかー!」と勢いづくリアラが肘を打ち付ける。しかし長谷川のドロップキックが炸裂。最後は長谷川のマフラーホールドにリアラがギブアップし、試合終了。長谷川はリアラが持つ「アイアンマンヘビーメタル級王座」を奪取した。

試合後、リアラは「かやさん、そしてよっぴ(長谷川)、リアラは正直に寂しいよ!よっぴの魂はリアラが受け継いでいこうと思います」と心境を語る。「さっきベルト取られたばっかりなのに?」とのHIMAWARIのツッコミが入ると、「ほんとだよ!一瞬の王者だったんですけど…」と苦笑した。
長谷川は「アイアンマンのベルト、獲りましたー!」と自身初のシングルベルトに大歓喜。
「でも、これはタッグで協力して獲ったものだから(鳥喰と)一緒に巻いてる気分でいます。これを背負って私は引退して持ち帰って家に引き篭もるの!(笑)」と1751代にも及ぶ王座の歴史を終わらせる宣言。「2人の形が残りました」と鳥喰とベルトを獲れたことを喜び、笑い合った。
アイアンマンヘビーメタル級王座は、レフェリーさえいれば24時間どこでも挑戦することができる移動の激しい王座。8日の引退試合は「1vs27ハンディキャップマッチ」。
東京女子プロレスの全選手が長谷川にぶつかる。長谷川はベルトを狙う27名から守り切ることはできるか。
<インフォメーション>
7月8日(火)新宿FACEにて長谷川美子卒業記念興行「NonfictioN」が開催。長谷川美子卒業記念試合~1vs27ハンディキャップマッチが行われます。詳細は東京女子プロレス公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
文/藤本桃子