【DDT】DDTプロレスを牽引する二刀流レスラー・彰人の覚悟

これまで「取締役」と言う役職で表に出ることが苦手だった

――確かに、今まで髙木さんがコメントする場面で、彰人選手がコメントするケースも増えてきましたね。今林GMが不在の際、彰人選手がタイトルマッチ等を決定することがあります。

彰人:以前は“取締役”として表に出るのが苦手でしたが、突き詰めて考えると「裏方として自分が自信なかった」というのが大きな理由です。

今はサイバーファイトの取締役。2020年に副社長に抜擢されました。実績があるわけじゃなく、突然その立場を与えられて右も左も分からない状態。

自分の中で「こんなに実績がない人間があげても周りが認めてくれない」と。だから副社長ではあるけど、裏方の下積みを1からやって、みんなに認めてもらい一段ずつ上がっていこうと考えて実行しました。

やっと裏方でやっている仕事に対しても周りから信頼を得られて、自分でも自信が持てるようになったこともあり「取締役」と言う役職で表立って出ることに抵抗がなくなりました。

――そこまで来るのにどのくらいかかりましたか?

彰人:2020年に副社長になり4年、2024年取締役になって1年、合わせて5年。時間はかかりましたけど、「リング上の自分」と「裏方の自分」がリンクするようになりましたね。

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