【新日本 邪道#3】邪道が明かすレジェンドとの邂逅「1番学んだのはバンバン・ビガロ」

37年のキャリアの中で1番影響を受けたレスラーは“バンバン・ビガロ”

数々のインディー団体を渡り歩いた邪道選手が、新たな転機を迎える。それは、当時最先端だった科学的トレーニングの導入、そして新日本プロレスへの参戦。試行錯誤の末に掴んだ初のメジャータイトル、IWGPジュニアタッグ王座獲得の喜びを語る。インディーとメジャーの違い、そしてプロレス大賞受賞の快挙。キャリアを重ねる中で、邪道が最も影響を受けたと語る伝説のレスラー、バンバン・ビガロとの出会い。そして、選手にとって避けては通れない怪我との向き合い方、リングへの強い執念を明かす。(取材/大楽聡詞 文/ミライカ)

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コンプリート・プレイヤーズ結成。FMW→新日本に

――2001年に田中将斗さんと「コンプリート・プレイヤーズ」を結成し、6人タッグ王座を獲得された後、再びFMWを離脱されていますね。同年6月には「TEAM 2000」として新日本プロレスに参戦されますが、この時は所属契約だったのでしょうか?

邪道:いや、まだその時は決まってなかったですね。4ヶ月間フリーでした。

井上亘さんが歩むセカンドキャリア(後編)「小学生から高齢者まで、プロレス流トレーニングで健康に過ごせる手助けを」

――このあたりから今に通じるようなトレーニング法や肉体作りに取り組み始めていたのですか?

邪道:科学的なトレーニングに着手し始めたのは、その少し前からです。

――なぜ科学的な方法を取り入れようと思ったのですか?

邪道:2000年前後からアメリカのレスラーの体つきが変わってきて、ただ大きいだけでなく引き締まった選手が増えました。

大体アメリカで流行るものは日本でも流行りますから。その流れに早く気づいて取り入れたんです。

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