
第86代KO-Dタッグ王者・阿部史典&野村卓矢、5度目の防衛戦
7日、DDTプロレス「僕からのラブレター2025」品川大会が開催された。メインイベントでは、KO-Dタッグ選手権試合、第86代王者・阿部史典&野村卓矢(アストロノーツ)が、挑戦者・彰人&高鹿佑也を迎え撃った。
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5月25日、DDT後楽園大会での試合後、ベルトの流出を危惧した高鹿の熱意に彰人が共感し、急遽タッグを結成しての挑戦が決定。
試合は、序盤から阿部と彰人によるテクニカルな攻防。ヘッドシザースを切り返し合い、観客の視線を引き込む。続く高鹿と野村も互いの腕を狙い、緊張感のある立ち上がりを見せる。

中盤、高鹿の腕を集中的に攻める王者組。野村はビンタからミドルキック、さらに左右の腕を交互に踏みつけると、阿部が高鹿を場外へ引きずり込み、鉄柱を使った一撃を腕に見舞う。
だが、挑戦者も一筋縄ではいかない。彰人が鮮やかなドラゴンスクリューで2人をまとめて倒すと、会場からは大きな歓声が上がった。
終盤、流れは激しさを増す。高鹿は傷んだ腕を抱えながらも、阿部と真っ向のエルボー合戦。また、高鹿は脇固めからチキンウイング・アームロックへと繋ぐと、会場のボルテージは最高潮に達する。
高鹿の勝利が目前かと思われたが、最後は高鹿のトライアングルランサーを阿部が押しつぶしてそのまま3カウントを奪取。王者組が意地と執念で勝利を収めた。

納谷幸男と欠場中の飯野雄貴が挑戦表明!
すると、阿部&野村が5度目の防衛に成功した直後、納谷幸男がリングに現れ、次期挑戦を表明。さらに、タッグパートナーとして呼び込まれたのは、なんと、怪我により欠場中の飯野雄貴。電撃復帰戦でのタイトル挑戦が決定した。
試合を通じて見せた両チームの勝利への意地。その全てが詰まった熱戦だった。王者の牙城は崩れなかったが、彰人&高鹿佑也の奮闘も凄まじかった。そして、次にベルトへ挑む納谷幸男と飯野雄貴。タイトル戦へ向けてまた新たな物語が始まる。
<インフォメーション>
6月29日(日)東京・後楽園ホールで「KING OF KINGS ~嵐の6月決戦~」が開催。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/ミライカ