
新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.32』Bブロック最終戦が、29日新潟・リージョンプラザ上越にて開催され、YOHが石森太二に勝利。Bブロック1位通過を決め、6月1日に行われる優勝決定戦で、Aブロック1位の藤田晃生と対戦することが決まった。
この日行われた、YOH vs 石森太二のBブロック最終公式戦は、メインイベントとしてふさわしい熱戦だった。IWGPジュニアタッグ王者のYOHにとって、石森は過去2敗を喫している因縁の相手。しかも、石森が勝利か引き分けた場合、YOHはBブロック敗退というプレッシャーも重くのしかかっていた。

試合は序盤から一進一退の攻防が続く。石森はYOHの左腕を執拗に攻め、コーナー鉄柱への打ち付けやコードブレイカー、Bone Lockなど多彩な攻撃を仕掛ける。一方のYOHもエルボーの連発からフライングフォーアーム、ボディスラムからエルボードロップ、ニードロップ、ジャンピングボディプレスを連発する。
終盤、石森のブラディークロスを回避したYOHが牛殺し、ドラゴンスープレックスホールドを炸裂。最後は渾身のDIRECT DRIVEを決め、石森から3カウントを奪取。大歓声がリングを包んだ。

試合後、YOHのもとにAブロック代表の藤田晃生が登場すると、2人は額を付き合わせて静かな火花を散らす。
藤田がリングを去った後、YOHはマイクを握り「オイ、藤田!テメーに、テメーにさ、極上のCHAOS、見せてやるよ! あと一つ、勝ちゃいいんだろ!大田区にいい風、吹かせます!」と気迫あふれる言葉を発すると観客からは拍手と歓声が送られた。
過酷なリーグ戦を勝ち抜き、ようやくたどり着いた決勝戦。
勢いに乗るYOHが、次のステージで”極上のCHAOS”を見せることができるのか。それとも最年少優勝を狙う藤田晃生が歴史を塗り替えるのか。『BEST OF THE SUPER Jr.32』は、6月1日・大田区総合体育館でファイナルを迎える。
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