ミラノ五輪代表・近藤心音さんが「ここに居たら心が死ぬと思った」と告白(写真はイメージ)
ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー女子日本代表で、今年6月に現役引退を表明した近藤心音さんが24日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新。「ごめんなさい、ちょっとそろそろ我慢の限界なので話します」と切り出し、五輪前や大会期間中にチーム関係者から嫌がらせやパワハラ行為を受けていたと訴えました。
近藤さんは2022年北京五輪でも、公式練習中の転倒により右膝を負傷し、スロープスタイルとビッグエアを欠場。雪辱を期して臨んだ今回のミラノ五輪でも、2月5日のスロープスタイル公式練習中に転倒し、左膝の前十字靱帯と内側側副靱帯を損傷しました。
同7日の競技当日はスタート直前まで出場を目指して準備を続けましたが、最終的に棄権。続くビッグエアも欠場し、2大会連続で日本代表に選出されながら、五輪の競技には出場できませんでした。
近藤さんは投稿で、代表チームの合宿で行われた脳しんとうに関する研修で、選手の取り組みを否定するような発言があったと主張。「ひたすら否定・批判する事が、今のナショナルチームの集まる意味ですか?」と疑問を呈しました。
さらに、世界選手権での棄権や五輪欠場を巡って受けたSNS上の嫌がらせについて、関係者の一部が「元々友達だと思っていた選手、コーチ、トレーナーでした」と説明。海外遠征中に無視されたことや、五輪期間中に代表帯同トレーナーから暴言を受けたことなどを訴えています。
また、五輪で欠場が決まった後には、代表帯同トレーナーから「一度も治療を行ってもらえませんでした」と主張。一方で、治療や出場に向けたサポートを行ったのは、JOC帯同の医師やトレーナーだったと感謝を記しています。
引退を決意した理由についても、「ここに居たら、この場所に身を置き続けたら、心が死ぬと思いました」と告白。「誰かを貶し、潰し合う、そんなチームではなくて、皆がお互いを称え合う、尊敬し合えるチームになって欲しい」と訴えました。
近藤さんは、今回の発信について、単に事実を公表することが目的ではなく、日本のフリースキー界が良い方向へ変わり、次世代の子供たちの努力が報われる環境になってほしいとの願いから決断したものだと説明しています。
なお、現段階では、近藤さんの訴えに対する競技団体や関係者側の見解は確認できていません。
記事/まるスポ編集部
