
ARエンタメを開発するGraffity株式会社(以下Graffity)と日本たばこ産業株式会社(JT)は、Apple Vision Proを活用した体験型コンテンツ『バレーボール・レシーブチャレンジ』の第2弾を2025年10月10日より実施することを決定。JT運営の女子バレーボールチーム『大阪マーヴェラス』の試合会場・おおきにアリーナ舞洲にて、観客へ一層臨場感のある体験を提供することが目的だ。

プレイヤーは時速90kmのスパイクに挑戦
『バレーボール・レシーブチャレンジ』は、来場者がプロ選手のレシーブを疑似体験するゲーム形式のコンテンツ。昨年好評を博した第1弾に続き、今回の第二弾では体験のリアリティを大幅に向上。Apple Vision Proを装着し、目の前に迫るボールをレシーブするというシンプルなルール。基本は、スパイクの着弾予測点に現れる青い目印へ両手を合わせるレシーブ。さらに、選手がスパイクを打つ瞬間に黄色く光る目印への素早い対応という瞬発力も要求。チャレンジは3球勝負で、最高難易度「PRO」では時速90km超のプロ選手による本気スパイクを再現している。
進化したMR体験、衝撃までリアルに
Apple Vision Proによる複合現実(MR)の演出に加え、音の振動を体に伝えるハプティクスデバイス「Hapbeat(ハップビート)」を新たに導入。これにより、プロバレーボール選手である林琴奈選手のレシーブを単に視覚的に体感するだけでなく、ボールを受け止めた瞬間の衝撃まで再現するという極めて臨場感ある体験を実現した。この取り組みは、観客とのコミュニケーションを重視するJTの姿勢と、ARエンタメ技術をリードするGraffityの知見が融合した成果。試合会場に足を運ぶ新たなきっかけ作り、そして既存ファンの満足度向上が最大の目標だ。
スポーツの迫力とゲームの楽しさを融合させたこのコンテンツは、バレーボールのスピード感や緊張感を体験し、試合前の楽しい時間を提供するもの。Graffityは「ARで、リアルを遊べ。」をミッションに掲げ、今後も空間コンピューティング時代をリードする企業として、スポーツとテクノロジーを融合させた新たなエンターテインメントの可能性を拡張し続ける姿勢だ。
記事/まるスポ編集部